森進一が川内康範氏に持って行ったのが、とらやの羊羹
その一方で、とらやの羊羹が持つ“特別な意味”を指摘する声もネット上で聞かれる。
《とらやの羊羹は謝罪時に持って行く物としてビジネスマンの中で広まってるから、確かに家族で食べるならあんま嬉しくないかも》
といった“お詫びの印”だから手土産としてはふさわしくないといった意見や、
《とらやの羊羹を貰っても嬉しくないケースはあると思うよ 別の羊羹だけど小城市で70年以上暮らしてる家の親にお土産で持っていたらガチで怒られたし》
と、地元に有名な羊羹がある家に持参するのもふさわしくないといった意見が。
さらに、《とらやの羊羹と言えば、おふくろさん騒動で森進一が作曲した人に謝罪に行って門前払いくらった時に玄関に置いたのがとらやの羊羹だったよ》といった声も聞かれた。2007年に起こった歌手の森進一による名曲『おふくろさん』をめぐる騒動を思い起こしたのだろう。
「『おふくろさん』騒動は、同曲の作詞を手がけた作家で作曲家の川内康範さんが、森さんが無断で前奏パートを付け加えていたことに激怒。森さんがとらやの羊羹を持参して出向くも、川内さんに受け取ってもらえなかった一件ですね。このときはしきりに、とらやの羊羹がワイドショーでクローズアップされました」(前出・スポーツ紙記者)
とらやは今回、思わぬ“とばっちり”を受けた形になったが、“高級手土産”としてあらためて存在感を示したのは間違いなさそうだ。