現在では投資の成果と合わせると、毎年300万~400万円貯蓄しているというみさむーさん。節約の極意は?

我慢しすぎても続かない

節約は長期戦。最初から切り詰めすぎたり、我慢しすぎても続きません。まずはスーパーを変えるだけでも食費ダウンにつながるので、そこだけやってみる。それで少し成果が出たらきっと楽しくなって、ほかの節約術を試してみたくなるはずです。節約テクは合う・合わないがあります。私もいろいろ試してたくさん失敗もしました(笑)。躊躇せず試しにやってみることが大事だと思います

みさむー流食費が無理なく減る買い物術

食費用財布をつくり財布は2個持ち

予算を決めてその中でやりくりするのは節約の鉄則。「給料日には食費として3万円を先に取り分け、食費専用財布に入れておきます。日用品など食費以外の出費は別の財布で管理、クレジットカードで買い物をした際には、そこから現金を引いておくと、予算オーバー防止に」(みさむーさん、以下同)

買い物にはひとりで行く

以前子どもと一緒に行って、予定外のものをいろいろねだられて大変な目に。「ここでは何にいくら使う、と決めて買い物に行くことで、予算内に収められます。子どもが何か欲しいものや食べたいものがあるときは、リクエストを聞いて私が買ってくるようにしています」

購入先を厳選し適材適所で購入

野菜が安い、冷凍食品が豊富などスーパーによって得意不得意があり、使い分けることでトータルが安く抑えられる。「近いから、慣れているからなどの理由で同じスーパーだけ利用していると値上がりに対応できません。いいものを安く買えるようリサーチし、購入先を分けています」

業務スーパー

業務スーパー
業務スーパー

「冷凍野菜や冷凍肉など、容量が多く保存がきくものはかなり割安。国産鶏もも肉で100g/100円切るのは他にはあまりない! あとは時短料理に使える野菜ミックスも便利です」

コストコ

「肉や卵、牛乳など基本的な食材で欠かせないものを主に購入。大容量なので割安で、でも必ず消費するのでムダになりません。2週間に1回行って、まとめ買いします」

ドラッグストア

ドラッグストア
ドラッグストア

「納豆などの定番食材や洗剤などの日用品はドラッグストア『コスモス』でまとめ買い。現金しか使えず、ポイントカードもありませんが、その分とにかく安い!」

道の駅

「地元農家さんの直売が多いので、とにかく野菜類が安くて新鮮。旬の野菜は道の駅で買うに限ります! 1週間に1回行き、その週の野菜をまとめて買ってきます」

帰宅後のひと手間で食品ロスを減らす

まとめ買いや大容量がお得になるには、最後までしっかり食べ切ってこそ。「買い物から帰ったらすぐ、業務スーパーで買ってきた国産若鶏もも肉2kgは、料理で使う1回分ずつに小分けして冷凍。必要な分だけ解凍して使えます」。道の駅で買った野菜類は、エチレンガスを吸収してくれる保存袋(100円ショップなどで購入可)に入れて野菜室へ。大きいままの白菜やキャベツなどは新聞紙に包んでから保存するようにしている。

月末はチャットGTPで「あるもんでレシピ」にチャレンジ

イラストはイメージです
イラストはイメージです

給料日前を乗り切りたい、というときに便利なのが、生成AIのチャットサービス「チャットGPT」。「家にある食材を伝えるとメニューを考えて提案してくれます。自分の頭の中だけだと、よく作るものや得意なものだけに偏りがちですが、意外なメニューを提案してくれることも。レパートリーも増えるし食材も使い切れて、一石二鳥です」

取材・文/遊佐信子

みさむーさん 節約主婦としてSNSやweb記事などで情報を発信。中でも業務スーパーの使いこなしは特に人気が高く、テレビ出演なども多数。42歳の夫、10歳の娘、8歳の息子の4人家族。