体力的に女子が不利

 しかし、今回の問題はそれだけではない。

「メンバー全員が女子だけのチームが1チームありました。問題が置いてある場所は2か所で、1か所目はスタートから140mの場所に『難問とハズレ』、2か所目は250mの場所で『一般レベル問題のみ』が置かれていました。この女子だけのチームは3回もハズレを引く展開に。

 運ももちろんありますが、体力的に不利な女子がハズレを引く確率がある近場の問題が置いてある場所を選ぶことは想定できたはずです。このルール自体への批判が相次いでいます

物議をかもした決勝ラウンドの第1ステージの舞台は坂の多い琉球村(公式Xより)
物議をかもした決勝ラウンドの第1ステージの舞台は坂の多い琉球村(公式Xより)
【写真】女子には無理ゲーすぎる! 批判が相次いだ高校生クイズの問題シーン

 結果、この女子チームはここで敗退してしまった。この展開にはネットも同情の声が多く上がっている

《準決勝は距離を10mハンデにしたのに決勝はそれより距離が長いのにまた男女同じって》

《女子には距離が長い方が不利だし体力的にも無理と考えて近い方に賭けて何度もハズレばかり。かわいそうだった》

《体力で劣る女子が短い距離を選ぶ事は普通に分かるのでは?》

《女子チームが負けた時に長田(チョコレートプラネット)が「誰のせいでもないよ」とか言ってるけど、確実に企画した制作スタッフのせい》

《来年に向けてクイズのハズレ数の調整もしくはペナルティの再検討をお願いしたい》

 賛否両論を巻き起こした今回の決勝戦。視聴者が高校生たちの真剣な姿に感動する一方で、競技の公平性を求める声も多く上がった。

 長寿番組としてかつての“知の甲子園”から新たなステージへと進化する中で、時代に合わせたルールの再考が求められている――。