千葉県にクマはいなくても
なかには、
《苦情殺到 クマ害の野郎、苦情が殺到してるもんで自らポストするのは自重し、千葉県広報のRPばっかだね、このとこ》
と、“クマ”繋がりで熊谷俊人千葉県知事を揶揄するようなコメントまでも。
「野生のツキノワグマは九州では絶滅しています。四国でも数えるほどになっていますが、本州では逆にここ3年で被害や目撃が増えています。以前は茨城県と千葉県にはクマはいないと思われていたのですが、福島などの隣接県から生息範囲を広げているのか茨城では昨年、目撃例が出ています」(全国紙社会部記者、以下同)
では、なぜ千葉県には野生のクマがいないのだろうか?
「千葉県には南部に房総丘陵が広がり自然が豊かです。ただ、かつて海で本州と切り離されていたうえに、房総の山々は最高でも愛宕山の408mと低く、クマの生息に適した土地が少ない。他県の生息地との間には人間が住む関東平野が広がり、利根川や江戸川といった大きな川も障壁になったようです」
かくして、本州唯一の“クマなし県”となった千葉県だが、こんな心配の声も。
《千葉県には野生の熊はいないから、将来的に熊の侵略を恐れた他の都道府県の居住者が流れ込んできたりとか》
「房総にはクマはいませんがイノシシはいます。クマ同様に命の危険もある猛獣です。また、近年はキョンが激増して自然の植物や作物への食害が深刻です」
怖いのはクマだけではないようで……。