第3弾となった『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』は、高石の出身地である宮崎県の宮崎県庁でロケが行われた。公開後の反響を県庁に問い合わせてみると、
「映画を見て聖地巡礼がしたいという方からの問い合わせもありましたし、実際に県庁に足を運んでくださるファンの方も多くいらっしゃいました」
着実に人気を集めていき、2022年には、映画『追想ジャーニー』に出演。メガホンをとった谷健二監督は、『ベイビーわるきゅーれ』を見たことがきっかけで、高石に出演オファーをしたそう。
ニンジンを丸ごとかじって我慢
「演技だけが上手な方はいるのですが、これほど目を引いて、演じる楽しさが視聴者にも伝わる役者さんは、なかなかいないと思いました。そこで、藤原大祐さん演じる主人公の幼なじみ役をオファーしたんです。カメラを向けるとスイッチが入るのか、映画で見た彼女同様、画面いっぱいに生き生きと役を演じきってくれました」
高石は多くのインタビューの中で、芝居への愛を語っているものの、俳優活動を始めたばかりのころは悩みもあったそう。
「家に帰っても役が抜けず、ずっと泣き続けていたことがあったそうです。役の“悔しい”という気持ちを引きずってしまったんだとか」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
しかし、仕事が軌道に乗り始め多忙になると、
「帰宅時に、疲れから空腹感に襲われたことがあったそうですが、ニンジンを丸ごとかじって我慢したという伝説があるんです。ストイックなのは仕事への姿勢だけでなく、美容や健康にもいえるようです」