現地時間10月28日午後5時(日本時間29日午前9時)から行われたMLBのワールドシリーズ第4戦。大谷翔平の登板を受け、現地ではチケット価格が異常なほど高騰した。
「3000万円超え」超高額チケットも
SNS上には、《バックネット裏の最前列が1席あたり約900万円で出ていた》《家買えるじゃん》《桁が違う》といった驚きの声が相次いだ。
「アメリカではチケット転売が自由経済の原則に基づき合法とされていて、需要に応じてリアルタイムで価格が変動します。いわば“株価のようなチケット相場”ですね。出品者としては、売れなければ自分が行けばいいというスタンス。高価格帯で購入してくれたらラッキー、という感覚なんでしょう」(スポーツ紙記者、以下同)
「さすがに高すぎる」という声もある一方で、「ワールドシリーズでの“二刀流”を生で見られるなら、その価値はある」というファンも少なくない。
「大谷選手は今シリーズ第1戦で打者として出場し、続く第2戦では3本塁打を放つ圧巻のパフォーマンスを披露しました。この試合では“先発投手としてマウンドに立ちながら3本塁打を放つ”という前代未聞の快挙を達成。さらに、約6時間に及ぶ激闘となった第3戦でも2本塁打を含む4安打と絶好調を維持し、ワールドシリーズ史上初となる9出塁を記録するなど、まさに記録ずくめの一日となりました。米メディアの中には“ベーブ・ルースをも超えた”と絶賛する声も上がっており、現地ではチケット需要が一気に高まるのも当然といえるでしょう」
所属チーム・ドジャースの公式サイトでも、通常価格のチケットは完売。マウンドから最も遠い立ち見専用エリアも、1人800ドル以上(約12万円)という高値だった。
「転売価格は常に変動して、マウンドの近くであるバックネット裏の席は1席3000万円を超える出品もありました。このチャンスを逃せば一生見られないーーそう思えば入手したいと考える人もいるでしょう」
“二刀流・大谷翔平”の投打を、ワールドシリーズという最高舞台で目撃できるーー野球史を塗り替え続ける男の登板を前に、全米はかつてない熱狂に包まれている。
















