目次
Page 1
ー 「風俗店の仕事」を知って
Page 2
ー アドリブで「反抗シーン」
Page 3
ー 「主演が作品の色を決めることができる」
Page 4
ー ほしいのは「色気」!?
Page 5
ー 共通の趣味は「ひとりカラオケ」

 

 11月11日より配信がスタートしたショートドラマ『イケないマネジメント術 童貞スタッフの風俗日記』(BUMP)。風俗業界を舞台に、あらゆるビジネスに応用可能な“人を動かす極意”を説いた話題の著書『イケないマネジメント術』(兎我野 成著、垣内出版)をドラマ化した挑戦的な作品だ。

 ひょんなことから風俗店『イケてる女教師』で働くことになった“童貞スタッフ”根岸誠が、周囲に翻弄されながらも“イケないマネジメント術”を使って成長していく姿や恋が描かれる。

 今回は、主人公の誠を演じる倉須洸とその親友・高井を演じる石津我聞に、作品や演技にかける熱い思いを聞いた。

「風俗店の仕事」を知って

――風俗店がテーマということで、なかなか馴染みのないお話かと思います。初めて台本を読んだときの感想を教えてください。

石津 最初はまったくどんな話なのか想像できませんでした。ある程度、脚本を読み進めていくと、「こういう業務も風俗店の仕事なんだな」というのが分かって、とても勉強になりました。風俗店の裏側だけではなく、人間関係や周りのキャラクターたちが成長していく姿もたくさん描かれているので、特にそこが感動しましたね。

倉須 笑えるポイントや緊張感のあるシーンもあって面白かったです。ただ、誠を演じるとなると、どうアプローチをすればいいのか分からなくて。馴染みのない話だったので「どうしよう」という気持ちが一番強かったです。僕なりに色々調べてみたりはしたのですが、うまくいってるのか心配ではあります。ただ、誠の性格と自分の性格が似ている部分も多かったので、その点は演じやすかったです。

――具体的にはどのようなところが似ていると感じましたか?

倉須 自覚はないのですが、普段から不器用と言われます。誠も可愛げのある不器用さがあったほうがいいのかなと思って、あまり作りすぎずに挑みました。

石津 僕の役は、そんな誠が変わるきっかけになった人物。常にノリで生きていて、友達グループの中では“お山の大将”ポジションです。実は僕も普段、少しそういうところがあって(笑)。自分と似ているなと思いながら演じました。