「従業員から勝手にお金を…」新証言
動き出した金銭トラブルの真相解明。詳しい事情を探るべく、T社に問い合わせたところ、A氏から返答があった。
――斉藤は《8月分と9月分の報酬》が未払いだと主張しているが?
「報酬は全額支払っています。本来、月末締めで計算して翌月末に支払うことになっていましたが、生活が大変だということで、今まで暫定的な“先払い”もしてきました」
斉藤は11月13日、Xで《令和7年10月17日から、すでに弁護士さん含め対応しております》《応援をしてくださっている方々、バームクーヘンをご購入いただいているお客様を裏切るような行為は断じてしておりません》《重要なのは、取引先の社長がT氏ではなく、私を支えてくれる形で同席してくださったのが全てだと思います》と声明を発表している。この声明に対してA氏は「憤りしかありません」として上で、さらに斉藤について新たな“証言”も残した。
「FRIDAYには書かれていませんが、斉藤は従業員から勝手にお金を借りるなど、会社としては許されない行為があったこともお伝えしておきます」
怒りを露わにするA氏。トラブルの実態について事実確認のため斉藤にも話を聞くと、代理人弁護士が回答を寄せた。
「報酬の支払いについては、契約書などで期日が厳密に設定されておらず、話し合いによって“月末締め・翌月払い”という形をとることになっていました。しかし、実際にはその形に沿わない支払いが続いてきました」
どうやら、報酬の支払日は“口約束”となっていたため、これが今回のトラブルの発端になったようだ。
「斉藤さんは、生活がある中、報酬をいただけてない状況で働き続けることの危うさを感じています。7月ごろまでは確認できる状態になっていた損益計算書が突然見られなくなったので、売上金や経費などを確認するため資料の開示を依頼しましたが、送付された資料と斉藤氏が当初確認していた内容とでは数字に違いがあります。結果として報酬額にも変動が生じるため、詳細な資料を元に正しい計算をした上での協議を進めたいと考えております」











