2023年のWBCでは焼き肉店で日本代表の決起会が行われた(大谷翔平のインスタグラムより)
2023年のWBCでは焼き肉店で日本代表の決起会が行われた(大谷翔平のインスタグラムより)
【写真】これは尊い! 優勝パレードでの大谷夫妻の“イチャイチャ姿”

ワールドチャンピオンがWBCに消極的な姿勢を見せれば、ライバル球団も倣って“出し惜しみ”する可能性が高い。それこそ早々とアメリカ代表のキャプテン就任が決まった(ニューヨーク)ヤンキースのアーロン・ジャッジ(33)。

 2023年は怪我で出場断念した、ドミニカ共和国のウラジーミル・ゲレロJr.(26、トロント・ブルージェイズ)といったMLBを代表するスター選手による辞退ドミノが起きてもおかしくない。それほどに大谷投手は、メジャーでも影響力が大きい選手になっています」(前出・スポーツライター、以下同)

 片や「侍ジャパン」でも不協和音が生じつつある。日本シリーズを優勝した福岡ソフトバンクホークスの主力で、パ・リーグ首位打者の牧原大成選手(33)が「コンディション不良のため」に11月6日からの日本代表合宿を辞退している。

ライト層どころか、野球ファンも視聴回避か

 同様に北海道日本ハムファイターズのエース・伊藤大海投手(28)、阪神タイガースで66試合に登板した及川雅貴投手(24)らが辞退。11月15日、16日に行われる韓国との強化試合への出場を避けた。代わりに追加招集されたのは、まだまだ実績に乏しい若手選手だ。

「将来の代表候補とは言える若手ですが、WBCで各国代表を相手に勝ち上がっていける、またお客さんを呼べる選手かというとそこまでではない。もちろん牧秀悟(27、横浜DeNAベイスターズ)や岡本和真(30、読売ジャイアンツ)ら前大会メンバーも残っていますが、やはり日本人メジャーリーガーも揃ってこその侍ジャパン人気です。

 しかも強化試合は地上波で放送すれども、WBCはNetflix契約者しか視聴できない現状では、大谷をはじめMLBスター選手が出場しない大会ならばライト層どころか、野球ファンも視聴を避ける可能性もあります」