『じゃあつく』では竹内演じる主人公が、筑前煮づくりに挑戦するも苦戦していたが、作る上でのポイントは?
調理のポイントは「具材の大きさ」
「ひとつひとつの具材の味を引き出すためには最初から具材と調味料を入れて炊くのではなく、心落ち着かせて丁寧な気持ちで始めると良いでしょう。里芋の面取り、干し椎茸のもどし汁は捨てない。こんにゃくは味しみ効果をねらってちぎる。鶏もものいらない脂肪部分は取る、人参やれんこんも味しみ面を考えて乱切り……といった具合に、下処理には時間がかかりますね」
具材の大きさも重要だという。
「小さく切るのではなく、“頬張れる感のある大きさ”が重要です。そうすると口の中で、ジュワ〜と幸せが広がりますよ。具材は最初にすべて炒めて、鶏肉は出しておき、醤油をいれる前に鶏肉をもどすとホロホロにならず、おいしくいただけます。でもほろほろ感が好きな方もいるので、お好みで調整してみてください」
調味料の入れ方には注意が!
「調味料(砂糖、酒、しいたけもどし汁、みりん)を入れたらひと煮立ちさせながら味をなじませ、最後は醤油で味をしめます。保存性もあり、栄養バランス抜群の筑前煮なので、ぜひ挑戦してほしいですね」
今年の年末年始は例年以上に、筑前煮が家庭に並ぶ機会が増えそうだ。











