Q.お酒を飲んでいるほうが、結果、長生きする!?
「お酒は百薬の長」という説は過去のこと。近年の研究では、少量の飲酒でも、がんや高血圧をはじめとする病気のリスクが上昇することがわかっています。
「お酒を飲んでいるから長生き」なのではなく、「年を重ねても健康で、元気だからお酒を飲める」のです。気の置けない仲間と楽しく飲むことが長生きの一助になります。
Q.お酒のつまみは、どんな食べ方をしたら身体にいい?
まずは枝豆や豆腐、焼き鳥などのタンパク質と、野菜やきのこ、海藻など食物繊維から順に食べると、肥満につながる血糖値の乱高下を予防できます。
ご飯ものやパスタなどの糖質は、飲んでいる最中に少しだけ。締めはラーメンではなく、お麩入りのおみそ汁が◎。肝臓にも優しい「つまみ順」ダイエットです。
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『お酒がいつまでも飲める「100年肝臓」になる秘訣を教えてください!』主婦と生活社/1540円(税込み)
健康書ですが、お酒を飲むな、とは言いません。飲んでも「肝臓寿命」は延ばせます! 酒ジャーナリストが肝臓専門医に、お酒と肝臓の関係を納得できるまで聞いた。酒飲みのための、酒好きの味方の「肝臓」救済本。読めば、今夜も安心してもう一杯!
教えてくれたのは……浅部伸一先生●医学博士、消化器病専門医、肝臓専門医。東京大学医学部卒業後、病院勤務などを経て、製薬会社に移り、新薬開発などに携わる。現在は、アシュラスメディカル株式会社所属。肝臓やお酒に関する記事執筆、講演を行うなど幅広く活躍。
質問したのは……葉石かおりさん●酒ジャーナリスト。ラジオリポーター、女性週刊誌の記者を経て、エッセイストに。「酒と心身の健康」「酒と料理のペアリング」をテーマに、各自治体や企業において講演を行うなど幅広く活躍。
取材・文/葉石かおり












