玉鷲「50歳は無理です」

 玉鷲は取材に対し、昨年の巡業中に世界記録に載ったことを知らされたといい「まだ頑張りたい。50歳?いやそれは無理です」と苦笑いでコメント。

 SNSで公開された認定賞授与の投稿にも「鉄人・玉鷲関の徹底した自己管理と精神力の賜物です」「初土俵から休まず土俵に上がり続ける姿、素晴らしいです!」「今の勢いなら50歳までいけますよ」と祝福のコメントが相次いだ。

「単に怪我をしないということだけではなく、番付を維持し続ける実力はもちろん、体調管理、精神力、周囲のサポート体制、すべてが揃わなければ不可能だと思います。玉鷲関は30代になってから初優勝、上位定着した力士で、年齢を重ねてもなお進化を続けていると感じます。今場所は痛めていた腰が影響したのか5勝10敗と負け越しましたが、勝ち星を挙げているのは事実です。いつまで現役を続行するかはわかりませんが、当分この記録は抜かれることはないのではないでしょうか」(同・相撲ライター)

 通算連続出場歴代2位となった2023年9月の大相撲秋場所、日刊スポーツの報道によると玉鷲は「膝、首、背中。年を取って痛むところも多くなった。『いつ土俵で死んでもおかしくない』と思うようになった。だからといって、ビビって引いたり、逃げたりはしたくない。それは『玉鷲の相撲』じゃない(中略)。『いつ土俵で死んでもいい』」と鉄人らしい覚悟を口にしている。

 この言葉が発せられてから2年弱。玉鷲は約束どおり、一度も引くことなく土俵に上がり続けた。そしてギネス世界記録という形で、その覚悟が公式に認められることになった。

 ギネス記録はあくまで通過点に過ぎない。41歳の玉鷲は、来場所も当たり前のように土俵に上がり、頭からぶつかっていくだろう─。