広島東洋カープのチームメイトと酒盛りする羽月隆太郎容疑者(公式インスタグラムより)
広島東洋カープのチームメイトと酒盛りする羽月隆太郎容疑者(公式インスタグラムより)
【写真】羽月容疑者が投稿していた広島カープ同僚選手との酒盛り現場

「羽月が常習的な喫煙者だったかは定かではありませんが、プロ野球界はいまだ他競技と比較しても選手の喫煙率が高い現実がある。昔のような紙巻きタバコをプカプカとする選手は減りましたが、一般と同じく電子タバコ愛用者が代わって増えています。

 ただ球団側も時代の流れに沿って、例えば阪神タイガースは甲子園球場のクラブハウスでも喫煙スペースをなくして全面禁煙としています。他球場でも同様の措置をとる球団が増える一方、不満を訴える選手も多く、結局は移動バス内が煙で充満する事態も招いています」

 喫煙が心肺機能をはじめとするアスリートのパフォーマンスや、怪我の回復力に影響を及ぼすのは周知の事実だ。日本よりも禁煙化が進むメジャーリーグでは、10年以上も前からマイナーリーグを含めた公の場での全面禁煙を徹底。その甲斐あってか、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(31)はもちろん、MLBでプレーするスター選手のほとんどが非喫煙者の現状がある。

大人の喫煙を見てきた選手たち

「1年間で数億円、数十億円もの大金を稼げるMLBです。喫煙によるパフォーマンス低下は、手にできたはずの高額年俸をふいにする可能性もある。助っ人として来日したメジャー選手が、NPBで驚くのが日本人選手の喫煙率の高さ。彼らにしてみれば“タバコをやめればもっと稼げるのに”との思いなのでしょう」(前出・スポーツライター、以下同)

 また喫煙文化を助長しているのはプロだけの問題ではないという。

「例えば学童野球や高校野球では監督やコーチら指導者、そして保護者にも喫煙者が多い印象を受けます。現在は喫煙スペース利用が当たり前ですが、以前は選手の目の前で平然とタバコを吸いながら指導にあたる場面も見受けられました。そんな大人による受動喫煙が当たり前の環境下でプレーしてきた選手にしてみればタバコは身近なもであり、甲子園出場校の球児による喫煙トラブルが絶えないのも致し方ないのかもしれない」

 しかしながら羽月容疑者が吸ったのは、通称こそ「タバコ」だが違法を問われる指定薬物だ。家宅捜査ではゾンビたばことともに吸引具も押収されたともあるだけに「覚えがない」「知らなかった」では済まされないだろう。