「昨年に独占契約の報道があった時点で、私の方でもネットフリックス利用規約を細かく読み込んでみたのですが、どこにも“商業利用”に関する明記はありまでんでした。映像を使えるのか使えないのかもわからない状況で、“こちら飲食店なんですが”とチャットを通じて商用利用できるサービスがあるのかを問い合わせたのです」
仮に商用利用が許されるのであれば、高額契約でも辞さない構えだった店主。しかし、これまでオリジナルドラマや映画などのコンテンツをメインとしていたネットフリックス社だけに、スポーツ中継の「商用利用」を想定していなかったのか、昨年から幾度にわたって繰り返されたのは「現状は未定」の曖昧な答え。
あいまいな回答に変化があったのは2月上旬、「ネットフリックスは個人利用のみを想定したサービスですので、商用利用できるような環境はありません」と、今度は明確に商用利用に断りを入れるものだった。
個人的な非商業的用途に限る
WBC開幕が近づくにつれて、おそらくリリーズ同様の問い合わせが全国各地から続いたのかもしれない。ネットフリックスとしても商用利用について検討を重ねた上での回答だったのか、結局、
【Netflixサービスおよび当該サービスを通じてアクセスされるコンテンツは、お客様の個人的な非商業的用途に限るものとし、ご利用のサブスクリプションプランで許可されていない限り、お客様のご世帯以外の方と共有することはできません。(略)お客様は公の場での上映のために当サービスを利用しないことに同意します。】
ネットフリックス公式HPにも明示されている、【個人的な非商業的用途に限る】との利用規約をWBCでも例外なく採用。商用利用に「NO」を突きつけたのだ。
許可が出ないのならば上映することはできない。これを受けて《パブリックビューイング営業は行いません》とのアナウンスを、お店のHPやインスタグラムで掲載したリリーズ。営業に支障が出るほどに殺到していた「WBC中継」の問い合わせも、ようやくひと段落することに。

















