ヤキソバンに今でも会える!
その躍進を語るうえで、時代を彩ったインパクト抜群のCM群を無視することはできない。発売翌年の'77年には、『UFO』で大ブレイクしたピンク・レディーを起用。その後もサザンオールスターズ、とんねるずなど、常に時代の最先端を走るスターたちが登場し「攻めた」プロモーションを展開し続けた。
中でも30代以上の読者にとって、脳裏に焼きついて離れないのが'90年代の「U.F.O.仮面ヤキソバン」ではないだろうか。
マイケル富岡さん演じるヤキソバンが「ソースビーム」「あげ玉ボンバー」「青のりフラッシュ」といった必殺技を繰り出し、デーブ・スペクターさん演じる宿敵ケトラーを撃退する特撮ストーリー。途中から松雪泰子さん演じるヤキソバニーまで加わり、社会現象にもなった。実は彼らは今でも現役なのだという。
「今でもお客様から『ヤキソバンを復活させてほしい』というお声をいただくことがあります。実は現在も、よみうりランド(東京都稲城市)のアトラクション『スプラッシュU.F.O.』で彼らに会うことができるんです」
40周年を迎えた2016年からは、「エクストリーム」をコンセプトに掲げたプロモーションを展開。
「ブランドの“濃厚”な世界観を全力で、時にはやりすぎといわれるほど尖った表現にも挑戦しています。それが『U.F.O.』らしさだと受け取っていただければと思います」
カスタマイズも!遊び心と挑戦精神
50周年を前にして、「U.F.O.」はさらなる進化を遂げている。そのひとつが、豊富なフレーバー展開だ。梅やわさび、イカスミやカレーなど、何度も再販される人気フレーバーもあれば、一度きりで消えていくものもあるという。
「タイの焼きそば『パッタイ』をイメージした甘辛い『熱帯U.F.O.』を2002年に発売しましたが、当時はエスニックな味わいが受け入れられませんでした。2017年に『今なら売れるだろう』と再販したものの、またもヒットとはならず……黒歴史を繰り返してしまいました」
あれから9年、三度目の正直に期待したいもの。なお、近年の大ヒット作は、2023年に登場した、「U.F.O.」史上最重量となる180gもの麺が入った「爆盛バーレル」だという。
また、ソースの濃厚な味を活(い)かしたアレンジレシピもおすすめだそうだ。
「社内でさまざまなトッピングを試し、その中からおいしかったものを公式サイトで紹介しています」と渡邉さん。卵やソーセージ、もやし、ポテトサラダのほか、豚の角煮というガッツリ系のトッピングも意外に合うという。
最近では食品の枠を超え、人気Vチューバーとのコラボや、有名アパレルブランドとのグッズ展開にも力を入れている。
そして、50周年イヤーとなる本年は、さらにユニークな企画を用意しているという。
「詳細はまだお伝えできませんが、『U.F.O.』ファンの皆さまに50年間の感謝を込めて、かつてない“ぶっ濃い”驚きをお届けしていきます。これまでの50年を超えるような、まさに“エクストリーム”な一年にしたいですね」
50年前、“空飛ぶ円盤”を思わせる丸い皿型容器から始まった物語。進化を止めないその姿勢は、これからも私たちに「エクストリーム」な驚きを届け続けてくれるに違いない。

















