ジャッジが熱弁「俺たちは劣勢に立たされている」

 米国代表は2日(日本時間3日)にアリゾナ州フェニックスで初練習を行い、キャプテン・アメリカと称されるジャッジがチームを鼓舞するスピーチを行った。「俺たちは今、劣勢に立たされている。こんな時こそ、互いに支え合うんだ。持てる全てをここに懸ける。それができれば、金メダルを持ち帰られる」と熱く語りかけた。

 前回2023年大会では決勝で日本に敗れただけに、リベンジへの決意は強い。ジャッジは「残してきた家族のために、国の名誉のために犠牲を払う。仲間たちのために自分をささげるんだ」とチームの結束を求めた。指揮を執るマーク・デローサ監督は侍ジャパンについて「大きな敬意を持っている。(前回決勝の)あの夜は野球界全体の勝利だった」と振り返っている。

 大リーグアナリストの福島良一氏(69)は、野球解説者デーブ大久保氏のYouTube動画に出演し、今大会の優勝チームについて「率直に言えばアメリカ。メンバーがすごすぎる」と即答。一方で日本の可能性にも言及し、「WBCは1発勝負。アメリカと日本が10試合戦えば、確実にアメリカが勝ち越す。でも1試合だけなので、何が起こるか分からない。1発勝負に強いのは日本。だからこそ、過去5大会で3回優勝している」と分析した。

 さらに、侍ジャパンの不安材料は「センターのポジション」と指摘した福島氏。

「1番うまいのは、ソフトバンクの周東(佑京)選手だと思うが、おそらく代走要員として起用される。鈴木誠也選手はカブスで通常ライトを守っているが、打力を優先するとすればセンターに。東京ドームなら良いが、準々決勝以降のマイアミだと外野が広い。抜かれたら完全に長打になってしまう」と懸念を示した。

 米国代表の仕上がり、アナリストの予想を意に介さないファンからは《前回も「アメリカ最強」と言われてたけど、勝ったじゃん。今回も信じてる》《WBCは1発勝負。日本は短期決戦に強い。他国がどれだけ強くても、本番は別の話》と期待の声も多い。

 連覇を目指す侍ジャパンには投打両面で課題が残る。しかし、過去5大会で3度の優勝を誇る「短期決戦の強さ」は本物だ。開幕まであと1日。

 世界の頂点をめぐる熱い戦いが、いよいよ幕を開けるーー。