静岡から96年ぶりの三役誕生・熱海富士
新小結に昇進した熱海富士(23=伊勢ヶ濱部屋)も今場所の注目株だ。
2月24日の番付発表で、熱海富士は静岡県出身力士として天竜関以来、実に96年ぶりとなる三役の誕生を果たした。戦後では初の快挙であり、地元・熱海市は歓喜に包まれた。
1月の初場所では大関・安青錦と並ぶ12勝3敗の好成績を挙げ、優勝決定戦に進出。初優勝こそ逃したものの、横綱・豊昇龍と大の里の両横綱を2日連続で破って初金星を獲得し、3度目となる敢闘賞も手にした。熱海富士は番付発表会見で「師匠からは『これからが大事だ』と伝えられている。新入幕した頃から三役を目標に言ってきた。それが達成できたことがすごいうれしい。優勝、さらに上を目指したい」と決意を示した。
静岡新聞でも大きく取り上げられ、静岡県民のみならず多くの相撲ファンが躍進を期待している。
元大関、復帰への足固めの霧島
関脇・霧島(29=音羽山部屋)は、大関復帰を目指す力士として今場所に臨む。
「霧島の大関陥落となったキッカケは春場所前の稽古で負った首のケガです。出場可能な程度の故障からどんどん歯車が狂っていき、首に不安を抱えながらもトレーニングで進化を求めたことが凶と出たと音羽山親方が分析していました」(前出・相撲ライター)
2日、元大関として安青錦との連合稽古に参加した霧島は、関取最多の17番を取り、「最後の大関との三番稽古は良い稽古だった」と汗をぬぐった。
師匠の音羽山親方(元横綱・鶴竜)は「本人はポイントがはっきり見えていた」と評価。霧島自身は「前の地位は関係ない。お互いに力を合わせて稽古したい」と語り、大関復帰への決意を新たにしている。先場所は関脇で11勝を挙げており、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所合計33勝」に向けた足がかりを作ったと言えるだろう。今場所は復帰へ向けて2ケタ勝利を目指したい。

















