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ー 4位は現在放送中の大河
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ー 『徳川家康』全26巻は大ベストセラー

 歴代の大河ドラマでも高視聴率をマークしている戦国時代。15世紀末から、16世紀末にかけて下克上の世となり、戦国大名が台頭。英雄豪傑が活躍する、血湧き肉躍るこの時代は、歴史好きの“歴女”ならずとも高い人気を誇っている。

 そこで今回は、日本全国30代から60代男女300人にアンケートを実施。好きな戦国武将について徹底調査を行った。群雄割拠の戦国時代を制する戦国武将はいったい誰――?

4位は現在放送中の大河

 18票を集め「好きな戦国武将」の5位にランクインしたのは、「敵に塩を送る」の逸話でも知られ、私利私欲にとらわれない「義」の人、上杉謙信である。「軍神」と呼ばれるほど戦に強く“甲斐の虎”と呼ばれた武田信玄とは、5度にわたって「川中島の戦い」で激突。戦国屈指の名勝負といわれている。

謙信は幼いころから仏教の戒律を守り、戦の神・毘沙門天への深い帰依から不犯の誓いを立て生涯、妻帯しなかったことでも知られています。その一方、お酒が大好きで、戦の最中も丼ほどある馬上杯で酒をあおっていました。

 そうした長年にわたる痛飲がたたったのか、織田軍との決戦を前にして惜しくも脳出血で亡くなってしまいました。もし生きていれば、信長・秀吉による天下統一は難しかったかもしれません」

 こう語るのは、戦国武将に詳しい映像プロデューサーの島右近さん。

 戦にめっぽう強く、酒をこよなく愛する。こうした謙信のキャラクターは戦国時代の豪傑のイメージにピッタリ。人気が高いのもうなずける。

 4位は、21票を集めた“日本一の出世男”と呼ばれた豊臣秀吉。現在放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)では、演技派俳優・池松壮亮が熱演中。歴代大河ドラマの視聴率ランキング・ベストテンにも、『太閤記』(1965年)、『おんな太閤記』(1981年)、『秀吉』(1996年)の3作品がランクイン。人気の高さがうかがえる。

「天衣無縫の明るさや三枚目で、裏表のないひょうきんな性格。人情にも厚く、庶民的なところが人気の理由ではないでしょうか。

 信長だけでなく周囲の武将からも愛され、江戸時代になってからも人気が高く、驚異的な出世を遂げた人は“今太閤”と呼ばれ、もてはやされました。ところが近年は、大河ドラマでも関白になってからの狂気に満ちた姿を描くことが多く、人気もいまひとつ。今回の大河ドラマで人気を取り戻してほしいですね」(島さん、以下同)

 3位に選ばれたのは、25票を獲得した伊達政宗。渡辺謙が政宗を演じ、ジェームス三木さんが脚本を手がけた大河ドラマ『独眼竜政宗』は大河史上、歴代視聴率No.1を記録している。

 幼いころ、天然痘で片目を失明し、母に毒殺されかけるなど苦労の絶えなかった政宗だが、そんな苦労を糧に奥州を平定して、天下統一を夢見た。そんな政宗人気の一端を担ったのが、南蛮西洋文化を取り入れた“伊達者”と呼ばれるダンディーなファッションである。

「朝鮮出兵の際に着用した陣羽織は、黒羅紗地に金モールの縦線が入り、裾には紅色の山形の文様をあしらったゴージャスで南蛮人を思わせる斬新なデザイン。当時話題をさらったことでしょう。さらに支倉常長をヨーロッパに派遣して海外との交流を試みるなど、進取の気性に富んだところも大きな魅力のひとつです」