性格は誰が見るかで変わる

 大久保さんは、自分も含めて独身の女性芸人を「我が強い」と言っていましたが、これは長所だと思うのです。生き馬の目を抜く芸能界では「自分が一番面白い、だからもっと前に行きたい」と我を張れなくては頑張れないでしょう。「我の強さ」は、人気芸能人を支えるモチベーションと見ることができるはずです。

 そもそも、性格というのも、どこから、もしくは誰から見るかで見え方は違ってくるもの。たとえば、仕事は定時までに済ませたい、早く帰りたい人にとって、仕事の細部にこだわって、やりなおしや確認を命じる先輩は「細かい、面倒くさい、我が強い」と思えるかもしれません。

 しかし、上司にとっては、やりなおしや確認によってトラブルを回避しようとする先輩は「頼もしい、責任感がある」と好ましく映るでしょう。結局のところ、性格というのも、見る側のメリットに関わってくると言えるのではないでしょうか。

 10年ひと昔といいますが、時代はめまぐるしく動いており、日本人の結婚観も変わっていくことでしょう。しかし、経済成長が見込めない今、お金を持っていることがマイナスに働くことはまずないでしょう。大久保さんにおかれましては、今後もがんがん我を強くして末長く芸能界で活躍していただきたいと思うのでした。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」