かつて“どげんかせんといかん”のフレーズで一世を風靡した元宮崎県知事の東国原英夫氏が、次期知事選への出馬意向を固めたと報じられた。久々の政界復帰に注目が集まる一方で、県民の反応は必ずしも歓迎一色ではないようだ。
厳しい声が目立つSNS
東国原氏は2007年に宮崎県知事に初当選。タレント出身という異色の経歴ながら、メディア露出を巧みに活用し、全国的な知名度を武器に宮崎のPRに尽力した。その手腕は一定の評価を得たものの、1期4年の任期満了をもって退任。その後は東京都知事選や国政へと挑んだが、かつての勢いは影を潜め、近年は再びタレント活動へと軸足を移していた。
今回の“出戻り”とも言える出馬表明に、SNSでは厳しい声が目立つ。
《中途半端に知事やめて国政に出られなかったからって、スゴスゴと知事に戻ろうなんて考えが甘くないか?》
《現職も含めて若い人に譲ってほしい》
《まだ未練あったんかい》
といった批判のほか、
《どうせまた飽きてやめる》
と、期待値の低さを指摘する意見も少なくない。一方で、一定の評価を示す声もある。
《知事のとき宮崎の知名度は増したのは事実》
《いまだに”どげんかせんといかん”って独特な言い回しみみにするから》
と、かつての実績を評価する意見も根強い。
ただ、当時と現在では政治を取り巻く環境も大きく変化している。地方行政においても、単なる知名度や発信力だけでなく、持続的な政策遂行力や地道な県政運営がより重視される傾向にある。そうした中で、“一度離れた人物”に再び県政を託すべきかどうかは、有権者にとって大きな判断材料となりそうだ。
さらに、今回の出馬は「なぜ今なのか」という点でも疑問の声が上がる。長らくタレントとして活動してきた東国原氏が、再び政治の現場に復帰する理由について、明確なビジョンが見えにくいとの指摘もある。
“話題先行型”の知事として列島を沸かせたあの日から十数年――。再び宮崎のトップを目指す今回の挑戦は、もはや知名度だけで押し切れるほど甘くはないだろう。果たして東国原氏は、過去の遺産を脱ぎ捨て、新たなビジョンを提示できるのか。県民のシビアな審判が下されようとしている。






















