5月11日の参議院決算委員会で、参政党の神谷宗幣代表の指摘に高市早苗首相が答弁したが、その主張内容が物議を醸している。
“ベビーシッター減税”めぐる議論
神谷代表は「少子化対策をやっているが、十分に機能しているとは言えない」と指摘したうえで、ベビーシッターや家事支援サービスの利用者への税制優遇制度の新設について批判。ベビーシッターや家事支援は「国民のニーズに合っていない」とバッサリ斬った。
対して高市首相は、歯の治療や美容室などを例にあげ、共働き世帯に限らず、ベビーシッターが必要な時もあるはずだと主張。「ニーズがないというよりは、むしろ多くの女性たちから『それいいね』と私は言われておりますので」と強調した。新制度は、子育て世帯に対して切れ目ない支援をしていくという方針に基づいたものだと反論している。
これに対して、漫画家の倉田真由美氏はX(旧ツイッター)で《ベビーシッターを利用する家庭は、経済的に余裕があり、その中でも更に一部の『家に他人を入れることに抵抗が少ない人たち』に限られる》と投稿。
ジャーナリストで日本保守党の有本香氏も、Xで《用途を限定したバラマキほど怪しい策はない》とし、《これは外国人メイド・ベビーシッターを呼び込むための策だろう》と指摘している。歯医者に行くとき《赤の他人に子供預ける「ニーズ」がそんなにあるのかねえ》ともコメントし、投稿には1万4000を超える“いいね”が集まっている。
「参政党のなかやめぐ氏も、周りで家政婦やベビーシッターを求めている方は聞いたことがないと主張。“それよりもできれば子供が小さいうちは片親は働かず子育てに専念したいという方が多い”“小さい子を育てながら働くの本当に大変なんです”と、二児の母としての心情を吐露しています」(全国紙政治部記者)
高市首相の主張に、世間からも「全部否定する必要はないけど、“そこじゃない感”」「普通の人は無理、補助が出ても無理。そもそも物価高で困っているのに、ベビーシッターにお金出せないよ」「総理大臣が自分の周りはそうってだけで民意と判断するの視野が狭すぎる」「多くの女性とは誰だ、と言いたい。減税のポイントがズレているんだよね」「子育ての現状を知らなすぎて、ため息しか出ません…」など、批判の声が止まらない。
「答弁の同日には、消費税の税率変更に時間がかかるレジシステムについて“日本として恥ずかしい”との発言も飛び出しました。柔軟に対応できるシステム整備を急ぐべきと注文を付けた高市首相ですが、これにも非難の声があがっています。“やりようはいくらでもありそうですけどね”“ただやりたくないだけに見えてしまう”と、減税が進まないことを都合よくシステムのせいにしているという意見が大半です」(政治ジャーナリスト)
発言や方針に対して、疑問の声が高まっている高市首相。国民が感じた“そこじゃない感”は、簡単には収まりそうにない。






















