3月22日に告示された、兵庫県の西宮市長選挙。現職・石井登志郎氏による市政の是非が問われるほか、ひっ迫する財政の改善策や公共施設の老朽化問題などが争点と見られているが、ある選挙ポスターが有権者たちの間で物議を醸している。
候補者の姿なき選挙ポスターが波紋
今回、立候補しているのは現職の石井氏に加えて、自由民主党と日本維新の会が推薦する新人の田中正剛氏、無所属の新人・畑本秀希氏の計3名だ。
石井氏は2018年の市長選で初当選し、今回は3期連続当選を目指しての出馬となる。田中氏は西宮市議会議員事務所スタッフを務めたのち、2003年に西宮市議会議員選挙で初当選。昨年10月2日に西宮市議会議員を辞職した。そして畑本氏は現在、西宮市肢体不自由児者父母の会会長、兵庫県肢体不自由児者父母の会連合会会長を務めている。
経歴の異なる3人がそれぞれの政策を掲げて立候補しているが、話題となっているのはなんと、この中の誰でもなかった。
「注目を集めているのは、自民党と維新の会による選挙ポスターです。《私たちが応援する市長候補へあなたの1票を!》と記載されているポスターにデカデカと写っているのは、両党の代表である高市早苗首相と吉村洋文氏。立候補者本人である田中氏の姿はいっさい写っておらず、この内容が波紋を呼んでいます」(全国紙政治部記者)
このポスターのデザインに対して、世間からは「誰の選挙やねんコレ」「西宮市長選て高市早苗と吉村洋文の人気投票なのか」「これだけで勝てると思われてる西宮の有権者の皆さん怒って下さい」「高市と吉村の宣伝ポスター? 候補者の名前すら無いって…」「2人の名前と顔を出せば当選すると思ってるんだろうな」などの反応が寄せられている。
「一部では、選挙活動用ポスターと政治活動用ポスターのデザインの違いだと推測する声も。しかし、高市首相と吉村氏が抜群の知名度を誇っているからこそ、その力のみで当選させようとするデザインとして受け取られても仕方がない。選挙はやはり、最終的に立候補者本人の顔と名前をどこまで周知できるかにかかっているでしょう」(政治ジャーナリスト)
西宮市長選の投開票は、3月29日に行われる。果たして、結果は――。






















