子役時代はできないことだらけ
7年前にタイムスリップする本作。加藤に行ってみたい時代やタイミングを尋ねると、
「ないんですよね(笑)。ただ高校の3年間はロンドンに留学していて。寮で暮らしてサッカー漬け、演劇学校にも通っていたあの生活はもう一回送りたいなぁと思いますけどね。あ! まさに7年前ですね。17歳のころはいちばん満喫していた時期ですね(笑)」
1歳1か月でデビュー。大河ドラマ『天地人』(2009年)での“わしはこんなとこ、来とうはなかった”&トヨタ自動車のCM“こども店長”で国民的子役に。その後も順調に活躍していた。
「シンプルに、日本にいたらずっと活動を続けていたと思います。当時も、長期休暇は(日本の)仕事をしていたので。でも留学期間で、僕は初めてスポーツと自分の身体に向き合えました」
人気子役ゆえに日焼けはNG。消防士がかぶるような帽子を常用していたと振り返る。
「髪は自由に切れないし、絶対に声をからしちゃいけない。だから、応援団もあきらめました。やっぱり仕事が流動的なので、部活などのチームスポーツも避けてきたんですが、ロンドンではそのすべてが網羅できました。
その経験をせずに大人になっていたら、今の僕は明らかにいないと思うので、本当に大切な時間でした。俳優は“人を生きる”仕事だと思うので、あのときサッカーをやっていなかったら、今、フィジカル系の俳優にはなっていなかったでしょうね。今作、アクションはないですけど(笑)」
8月には25歳を迎える。どんな俳優になっていきたい?
「目の前のお仕事一つひとつ、ちゃんと向き合ってやっていくしかできないなと感じています。未来のことを考えたり、それに向けて動くことも大事なんですけど、結局、未来をつくるのは“今”だから。一つひとつ、今あるお仕事に向き合って頑張っていきたいなと思います。
やっぱり好きなことをお仕事にするって理想ではありますけど、難しいことでもあると思うんです。これは僕だけじゃなくて、社会で働くみなさん、そうだと思うんですけど。そのうえで、楽しいと思うことに向き合わせてもらえるのであれば、しっかりと向き合い続けたいと思っています」
デジカメを引っ張り出したら
展開はシリアスだが、共演者(鈴木仁、与田祐希、唐田えりか)は超仲良し!
「3日目くらいには完全に打ち解けて。唐田さんが死刑囚役なので3対1のシーンは多いんですけど、みんなで本番直前までケラケラ笑っていますね。
3人はフィルムカメラを持っていて、ふざけた写真を撮り合うことも多くて。僕も久しぶりに小学校の高学年ぐらいのときにいただいた、ちっちゃいデジタルカメラを引っ張り出して充電して持って行ったら、メモリーカードがなかった(笑)。もう1週間くらいたってるんですけど、まだ買いに行けてないです」

















