「やはり“設楽さんのレギュラー番組を残したい”という思いが強かったんだと思います。番組が始まった当初は、設楽さんの知名度も今より低かったですが、そこから年を追うごとにレギュラー番組も増え、人気も上がっていった。

 今や大物MCの一人に名を連ねているといっても過言ではないでしょう。そんな売れっ子が出演する番組を持っていることは、フジテレビにとっても大きな強みになるといえます」

 終了にならなかったのは、こんな“大人の事情”もあったようだ。

通販会社がスポンサーの強み

「以前から、この放送枠はフジテレビが強いんです。それは、ディノスという通販会社がスポンサーとしてついていて、柔らかい雰囲気の番組で、商品を紹介する構成が人気を誇っていたから。また、視聴率だけが指標ではなく、枠を安定させるために、番組を継続し、少しずつファンを増やしていく方針だったのでしょう」(鎮目氏)

 設楽の“人間力の高さ”にスタッフも救われている。

設楽さんは偉ぶらないし、気遣いができる方だからスタッフの評判もいいんです。主婦がターゲットということもあってか、番組は女性スタッフが多く、お子さんがいる方も。だからこそ職場環境もテレビ局特有の上下関係がなく、雰囲気がいいんです。

 毎年12月の最終放送日後の納会には、設楽さんが高級バナナを差し入れしてくれて、演者とスタッフで争奪戦になっていますよ(笑)」(前出・フジテレビ関係者)

 番組拡大を追い風にして、これからも“ノンストップ”で突き進んでいく─。

しずめ・ひろみち テレビプロデューサー。報道番組プロデューサーなどを経て、「ABEMA」立ち上げに参画し2019年に独立