しかし、このルーティンにこそ落とし穴があると指摘する声がある。通常、登板前のキャッチボールは20メートルから30メートル程度の距離でバランスを整えるのが一般的なのだが……。
「このままだとトレードに…」
「戸郷は遠投でビシッと投げられるようになることを復調のバロメーターとして信じていますが、あのような剛速球での遠投を頻繁に繰り返していたことが、結果として肩を消耗させていたのではないか。100メートル近い距離を低い弾道で投げ続ける負荷をこれまでに誰もリスクとして指摘してこなかったのが不思議でなりません。よかれと思って続けている原点回帰が、皮肉にも現在の低迷を招いている可能性は否定できないでしょう」(別のスポーツ紙デスク)
ネット上でも、「若い時は攻めの気持ちがあったけど、今は守りになっている気がする。がむしゃら投球してみたらまた変わるかも」「このままだとトレードに出されそう」「実戦登板を重ねるより、一度試合から離れて体を立て直すべき」など、戸郷の現状を危惧する声は止まらない。
巨人のV奪還に元エースの再生は不可欠だが、このまま実戦登板を繰り返させるだけで、かつての輝きを取り戻すことはできるのだろうか。

















