佳子さまは天皇ご一家を心配されている
宮内庁は3月24日、天皇、皇后両陛下と長女の愛子さまが、東日本大震災から15年に合わせて25〜26日に予定していた岩手、宮城両県への訪問を延期すると発表した。両陛下に風邪の症状がみられるためで、天皇陛下が体調不良を理由に地方や東京都内の訪問を延期するのは、即位後初めてのことだという。
天皇陛下は回復傾向にある一方、咳が残り、皇后さまは37度台の微熱があり、医師からの助言を踏まえ側近職員と延期を相談したという。ご一家は、訪問延期を心から残念に思い、準備してきた両県の関係者に感謝しているという。
昨年5月、埼玉県で「第75回全国植樹祭」が開催されたが、このときも皇后さまは体調不良のために同行できず、陛下は一人で出席している。
「雅子は、一つひとつの公務に向けて体調を整えるよう努め、心を込めて準備して公務に臨んでいますが、いまだ回復の途上で、体調には波があり、大きな行事の後や行事が続いた場合に、疲れがしばらく残ることもあります。そのような際には、十分に休息を取ってほしいと思いますし、これからも、無理をせずにできることを一つひとつ着実に積み重ねていってほしいと思います。(略)
私たちそろって、国民の皆さんが直面しているさまざまな状況や困難に心を寄せながら、皆さんとの触れ合いの機会を大切にしたいと思っています。(略)私と雅子は、今後とも国民の幸せを願い、二人で協力しながら務めを果たしていくことができればと思っています」
今年2月、66歳の誕生日を迎える前に行われた記者会見で天皇陛下はこう語り、皇后さまの体調を気遣いながら、二人で一緒に公的な仕事に取り組む意欲を見せていた。
愛子さまをはじめ、天皇ご一家と親しい佳子さまだけに、両陛下のことをとても心配していると思う。
えもり・けいじ 1956年生まれ。1980年、毎日新聞社に入社。社会部宮内庁担当記者、編集委員などを経て退社後、現在はジャーナリスト。著書に2025年4月刊行の『悠仁さま』(講談社)や『秋篠宮』(小学館)など

















