「結局、先発でも中継ぎでも球速自体は変わらない。今投げているカットボールやツーシームをしっかりと投げていけば、(来年は)先発でもやっていけると思う。そこまで(自分が)中継ぎに向いているとは思わない」
昨年のワールドシリーズ開幕を控えた10月23日の会見で、ポストシーズンでリリーフに配置転換されたことを聞かれると、「中継ぎに向いていない」と先発へのこだわりをのぞかせた佐々木。彼にとってリリーフ転向はあくまでも、コンディション不良からの復帰登板における「限定的な役割」と捉えていたのだろう。
つまり本人としても本来、「リリーフをやる気は毛頭ない」わけだ。MLB事情に詳しいスポーツライターは次のように考察する。
“リリーフ拒否権”を盛り込む選手も
「メジャーにおける契約事項は年俸や年数だけでなく、インセンティブや契約オプション、移動時やホテルなどのプレー外など多岐に渡り、また“拒否権”が付加されることも珍しくはありません。例えば“トレード拒否権”や“マイナー拒否権”などが有名ですが、中には“先発起用”を条件とする“リリーフ拒否権”を盛り込む選手もいるようです」
それでも選手側が「OK」とすればリリーフ起用も可能になるとのことだが、「やりたくない」と拒否したら、監督やチームは契約を遵守するしかないようだ。
「現状、佐々木投手が“リリーフ拒否権”を保持しているとは聞きませんが、首位のドジャース以外のチームであればマイナー降格や、中継ぎに配置転換されても文句は言えない成績です。それでも佐々木投手の意向ががまかり通っているのならば、何らかの“サイドレター”があるのかもしれません」(前出・スポーツライター)
先発にこだわるのであれば、疑念を吹き飛ばすほどの活躍を見せてほしいが。












