“入社5秒でマジ退社”

「'25年の調査では新卒の4人に1人が1年未満で退職したという結果が出ています。また、この年の退職代行サービスの利用者は1000人超と前年から大幅に増え、入社1年目の離職は約10%に達しています。コストと時間をかけて新卒を育ててもすぐに退職されたら“コスパ”も“タイパ”も悪すぎますから

 超早期離職問題は深刻だという。

“入社5秒でマジ退社”とも揶揄されるように、ゆとり世代あたりから今のZ世代といわれる世代は全体的にゆるい雰囲気がある。気の毒なのがこれからの世代。就職氷河期で辛酸をなめた世代の子どもたちが、これから就職氷河期に突入してしまう。

 バブル世代の親子は逃げ切り、就職氷河期世代の親子は苦労を強いられる。不景気が追い打ちをかけて、買い手市場はしばらく続くのではないでしょうか」

 なんとも理不尽だが、当山さんは、

「日本は新卒至上主義という傾向がありましたが、今後は人手不足でも使えない新卒は採用しない、という実力至上主義になるのでは。本当に能力のある中途採用が評価される社会になるでしょう」

 失われた世代が報われる日は来るのだろうか──。