朝ドラのモデルケースがつくられた3位は『ゲゲゲの女房』

『ウェルかめ』からバトンを受けた次作の『ゲゲゲの女房』は平均視聴率で18・6%まで盛り上げた
『ウェルかめ』からバトンを受けた次作の『ゲゲゲの女房』は平均視聴率で18・6%まで盛り上げた
【結果一覧】「途中で見るのをやめた」朝ドラランキングTOP5

「時間が合わなくなった」(神奈川県・63歳・女性)、「まじめすぎた」(栃木県・68歳・男性)と、トップ3に。

 水木しげるの妻・武良布枝がモデルで、ヒロインを松下奈緒、その夫を向井理が演じた。平均視聴率は18・6%。

「『ゲゲゲの女房』の前が当時朝ドラ史上最低視聴率13・5%を記録した『ウェルかめ』で、朝ドラ低迷をNHKが立て直そうとしていました。ずっとオリジナル作品が続いていたけれど、久々にモデルを置いたのが『ゲゲゲの女房』で、ここからモデルを据えることが多くなりました。主題歌はいきものがかりで、以降人気アーティストが起用されるように。今に続く朝ドラのモデルケースがつくられました」

 このときから放送時間も変わり、朝8時15分から8時に繰り上がっている。

「途中でやめる人が多かったのは、時間の問題もあったと思います。朝ドラの見方自体も変わって、それまでは習慣のようにただ見ていたけれど、SNSで発信したり、感想を言い合うようになった。そこで従来の視聴者が離れ、視聴者層が変化した。いろいろな意味で転換期でした」

2位は『ちむどんどん』

『ちむどんどん』でヒロインを務めた黒島結菜
『ちむどんどん』でヒロインを務めた黒島結菜

「登場人物の勝手さにあきれ返るばかりで見ていて腹立たしかった」(埼玉県・62歳・男性)、「長男の悪事を隠して関わりのない妹に謝罪させる母親とか、エピソードの一つひとつがあり得ない」(東京都・69歳・女性)、「物語に面白みがなく主演女優がだんだん嫌いになった」(北海道・53歳・女性)と辛辣な声が。

「朝ドラにはよくSNS上でツッコミを入れる反省会タグがあるけれど、それを世に知らしめたのが『ちむどんどん』。登場人物全員トラブルメーカーで、ダメ長男はどんどん借金をふくらませるし、甘い母親はそれを許してしまう。ツッコミがいのある朝ドラでした」

 羽原大介のオリジナル脚本で、ヒロインは黒島結菜。「#ちむどんどん反省会」が新語・流行語大賞にノミネートされた。

「なんといってもヒロインに共感できない。ヒロインの恋愛と結婚は、やきもきしたり応援したりする朝ドラの重要なパート。でもこのヒロインは友達の婚約者を略奪してしまう。朝ドラ史上、最も祝福されないカップルといわれました。

 ヒロインの一家に巻き込まれると、ブラックホールのようにみんな大変なことになっていく。主演の黒島さん、兄役の竜星涼さんはじめ、役者さんも大やけどでした」