ヒロインが2週間不在の異例の朝ドラ?1位は『おむすび』

NHK連続テレビ小説『おむすび』の主演を務めた橋本環奈
NHK連続テレビ小説『おむすび』の主演を務めた橋本環奈
【結果一覧】「途中で見るのをやめた」朝ドラランキングTOP5

 1位は『おむすび』

「ひたすらつまらなかった。耐えながら見るのがばかばかしくなった」(大阪府・37歳・女性)、「大震災を軽んじているように思えた」(宮城県・61歳・男性)、「橋本環奈のギャルが受けつけなかった」(東京都・52歳・女性)と、堂々のトップに輝いた。

「『おむすび』は阪神・淡路大震災30年を節目に作られた作品ですが、そのヒロインをなぜギャルにしたのか。朝ドラと、橋本さんがギャルという設定の組み合わせがひどかった」とカトリーヌさんは話す。

 根本ノンジのオリジナル脚本で、主演は橋本環奈、主題歌をB'zが歌った。平均視聴率は13・1%で、『ウェルかめ』を抜き歴代ワースト1位に。

「主演の橋本さんが『千と千尋の神隠し』のロンドン公演に行っていた時期があり、2週間にわたりヒロインが出てこないという異例の事態に。その間に東日本大震災が起こり、ヒロインの友人が避難所でおむすびを振る舞ったりしている。

 阪神・淡路大震災を経験したヒロインが、東日本大震災でタイトルでもあるおむすびを握らない、そこにびっくり。朝ドラはヒロインの夢を応援したくなるものだけど、肝心なところでヒロインはいないし、大きな困難もなく栄養士になってしまう。唯一よかったのは、このおかげでB'zが紅白で見られたこと

 上位5作品をはじめ、途中で離脱する朝ドラには共通点がある、とカトリーヌさん。

「ヒロインの夢が迷走すると視聴者は離れていきます。『半分、青い。』(7位)、『舞いあがれ!』『まれ』(9位)もそう。あとオリジナル作品は先の見えない不安がつきまといがち。代表的なのは『純と愛』(6位)。

 ヒロインが次々不幸に巻き込まれ、朝から何を見せられているんだと……。私たちはいろいろ朝ドラに求めてしまうけど、やっぱり普通の朝ドラでいい。マンネリと言われても、ヒロインには夢を実現し、ちゃんと幸せになってほしい。結局はそういうことですよね」

『風、薫る』のヒロインたちの、幸せな結末を願いたい。

カトリーヌあやこ 漫画家&テレビウォッチャー。著書にフィギュアスケートルポ漫画『フィギュアおばかさん』(新書館)など