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ー 単なる物のやりとりから親子関係を深める日に
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ー 河野さんおすすめ2026ギフト

 

「母の日のギフトは、形式的な物のやりとりよりも、普段は言葉にしづらい感謝の気持ちを自然に伝えるための“きっかけ”という役割が大きいと思います。近年は、感謝を伝えるにとどまらず、母と子の距離を近づけるイベントとしても捉えられていると感じます

 毎年盛り上がりをみせる母の日について、そう分析するのはギフトコンシェルジュの河野ひろこさん。“一緒に楽しむ”“会話が生まれる”といった、コミュニケーションそのものを豊かにする贈り物を選ぶ傾向が強いのも最近の特徴だと指摘する。

単なる物のやりとりから親子関係を深める日に

“お母さんに似合いそうだったから”“これ、私のお気に入りなの”など、贈り手自身の体験や気持ちを添えて渡すケースも増えています」(河野さん、以下同)

 では、ギフトのプロが予測する今年のトレンドは? ポイントは“心身を整える”と“日常に寄り添う”アイテムだという。

リカバリーウエアやスマホによる目の疲れを癒すアイケアグッズといった“回復サポート”を意識した物をはじめ、冷感グッズやクール寝具など、これからの季節に役立つ実用性の高い物が注目されています

 一方、物価高の影響から、お米や調味料といった食品、上質な日用品や少しぜいたくなコスメなど、“実際にもらって助かるもの”へのニーズも高まっている。

「特にスイーツやコスメといった、いわゆる“消えもの”は気軽に贈れる点もメリット。いずれにせよ、日常に溶け込んで心地よさや前向きな変化をもたらすアイテムを贈ろうという意識の高まりを感じます」

今の母親に目を向けて記憶に残る贈り物を

 また、親子の関係性を深める贈り物として、“体験型”や“共感型”をキーワードにしたギフトへの支持も広がっている。

体験型ギフトとは、時間や経験を贈る、いわゆる“コトギフト”。スパやレストラン、宿泊、アクティビティーなどが代表例で、最近はカタログ形式の体験チケットやオーダーメードで内容を選べるサービスも充実しています。

 また、共感型ギフトとは一緒に使う、味わう、楽しめる物で、例えばペアグラスやシェアできるコスメやスイーツなど。贈る側と受け取る側が同じ体験や気持ちを共有でき、関係性を深める役割を担ってくれます。

 どちらも“本音の満足”を重視し、物の価値を超えて記憶に残る点が人気の理由です

 トレンドを押さえつつも、贈り物選びにいちばん重要なのは、“今の母親”に目を向けることだと河野さん。

「好みは年齢やライフスタイルとともに変化します。“これが好きだったはず”という過去のイメージに頼りすぎず、“最近の好みを探る”感覚でギフト選びを楽しんでみては。

 母の日は、親子の関係をアップデートする日。贈り物をきっかけに、“今”の相手と向き合える素敵な時間になるはずです」

母の日にあげるギフト、予算の平均は?
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