「監督の言葉は、選手にとって何よりの指針です。メディアを通じて活躍した選手をしっかり称賛すれば、そのコメントを読んだ他の選手にも火が付くように思うのですが、阿部監督のさっぱりした対応には、どこか『期待はしているが、まだ一人前ではない』という冷めた視線が透けて見えます」(スポーツ紙記者)
対照的なのが日本ハムの新庄剛志監督だ。選手のモチベーションを高める重要なコミュニケーションツールとしてインスタグラムを積極活用し、活躍した選手には賞賛と感謝を綴っている。
「更新頻度も高く、時に厳しいコメントをすることもありますが選手への敬意を忘れず、わかりやすい言葉で鼓舞しています。日ハムが強くなった一因は、こうした指揮官のメンタル管理にもあるのではないしょうか。もちろん阿部監督にも深い考えがあってのことでしょうが、昨年は二軍でくすぶっていた若手がようやく一軍で活躍し始め、ブレイクできるかどうかの大事な時期。もう少し人心掌握術に目を向けてほしいところです」(スポーツ紙デスク)
『Thank you』という感謝の精神
選手へのコメントが淡白な一方で、今季の阿部監督には“勝負師の顔”が影を潜めているという指摘も…。
「“鬼軍曹”のイメージが強かった阿部監督ですが、今季はチームの結束を高める合言葉として、選手がミスをカバーし合う『Thank you』という感謝の精神を打ち出しています。また、最近ではキャベッジとダルベックの打順を並べない理由として『ジェラシーを抱いて力むから』という少年野球の監督のような説明をしていました。
24日のDeNA戦では勝機がありつつも、延長11回の激闘の末、サヨナラ負け。しかし、『負けはしましたけれど、いいゲームでした』と総括する阿部監督の姿は、勝負の世界で生きる人間としてはややもするとマイルドな反応。育成も大切な仕事ですが、自身は3年契約の最終年でもありますし、結果にこだわることが最重要なはず。
4月はまだ戦力を見極めている段階で焦る場面ではありませんが、王者・阪神の背中を捉えつつあるポジションにつけていますし、もう少し闘争心を前面に押し出してもいいのかもしれません」(スポーツ紙記者)
阿部監督に求められているのは“勝負には厳しく、コメントには温かく”の姿勢か。

















