消費者が選ぶのは「ごちそう」か「日常の安心」か
物価高が続く中、消費者の外食に対する意識は二極化している。ホットペッパーグルメ外食総研の調査(2026年2月)によれば、物価高で節約志向が高まったと答えた人は50.2%に上る一方、「たまの贅沢」に外食を選ぶ人は53.4%と依然として高い。つまり、「たまの贅沢の外食」と「日常使いの外食」が明確に分かれつつあるのだ。
「ステーキ食べ放題は原価高騰の中で“お得感”を維持することは難しくなり企業側の採算が合わなくなったとすると、資さんうどんに代表される“ワンコイン前後で満足できる日常食”は、物価高時代においても消費者の支持を集めやすいでしょう」
すかいらーくホールディングスの金谷社長は、『資さんうどん』の買収について「決して割高ではない。むしろ割安だった」と語っており、全国展開による成長ポテンシャルを考慮すれば十分に回収可能という判断だったのだろう。
物価高の時代、消費者が本当に求めているものは何か。外食チェーンの選択が、そのまま時代の空気を映し出しているのかもしれない─。

















