“クレしん頼み”に不安視

 しかし、春日部市内ではすでに“クレしん化”が進んでおり、至るところで『クレヨンしんちゃん』の存在感を感じられる状態となっている。さらに、アニメ自体も1990年の連載開始から30年以上が経過した超長寿コンテンツだけに、“新鮮味がうすれはじめているのも確かだ。

「近年は自治体による“アニメ聖地戦略”が活発化しています。熊本県では『ONE PIECE』像が国内外から観光客を呼び込み、静岡県沼津市では『ラブライブ!サンシャイン!!』が地域経済に大きな影響を与えました。

 そのため、春日部市としても“全国的知名度を持つコンテンツ”を最大限に活用したいねらいがあるのでしょう。ただ、『クレヨンしんちゃん』はすでにまち全体に浸透しているコンテンツでもあるため、“これ以上広げても特別感を保てるのか”が課題となりそうです」(アニメ業界関係者)

 実際、ネット上では“クレしん頼み”に不安視する声も投稿されている。

《春日部はクレしんコンテンツあちこちにあるから今更って感じだし、そろそろ飽きられそうな予感》

《クレヨンしんちゃんで擦るのは、もう限界ですよね、、、》

 かつて作中で、主人公・野原しんのすけは「オラの町を守るゾ!」と叫んでいたが――現実の春日部でも今、“しんちゃんとともに歩むまちづくり”が、さらに進もうとしているが、賛否両論を引き起こしている。