怒りの感情を調整する勉強をして…
自分の悪かったところを振り返るため、コンプライアンスの本はたくさん読んだが、専門家からすすめられたのが、アンガーマネジメントの勉強だった。資格取得コースを受講することを決め、怒りの感情をどうコントロールするかを体系的に学んだ。
「朝起きたときに『今日は完全にハッピーな1日にする』と自分に言い聞かせる『メイク・パーフェクト・デイ』という考え方や、ムカッとしたときに反応を遅らせる『ディレイテクニック』、あるいは怒りそうなときに一度その場を離れる『タイムアウト』。そういったテクニックを学ぶことで、これまでの自分の言動を改めて反省しました」
長年担当してきたラジオ番組では自分のスタイル、仕事の進め方ができあがっていたが、若いスタッフにはそれがフィットしないこともある。
「こちらが正しいと思っていることと、相手が正しいと思っていることが異なるなら、どこかでお互いの調整をしなければいけない。そこで瞬間的にカッとなって怒ってはいけないんです。
あの夏目漱石も『人と喧嘩をすると、その関係が収まるまでには10年から20年、時には一生かかる』という言葉を残しています。そんな取り返しのつかない、もったいないことをするよりも、どこかで折り合いをつけることの大切さをアンガーマネジメントで学んで痛感しました」
日常生活にもアンガーマネジメントは応用できる。家の中でムッとしたときは、リビングを出て外の空気を吸いにいく。そして「怒らなかった自分を褒める」ことを習慣にした。
また、成功者の伝記を読み、何度も失敗しながら這い上がってきた先人たちの言葉をノートにメモしたという。

















