シャバーニが群れのリーダー

 東山動物園の飼育員によると、「ちょっと父親に対して試すような行動もとったりするが、基本的にはシャバーニが群れのリーダーというのは今でも変わらない」(『メーテレ』報道)という。まさに今回の動画は、父の威厳たっぷりの“人間みたい”な心模様が映し出された。

 東山動植物園の園長は公式ブログで次のように述べている。

「動物園で飼育している野生動物は“自然からの預かりもの”です。動物園は動物をアイドル化することはしないし、ニシローランドゴリラをはじめ野生動物を種として見てほしいという思いはあります。しかし、特定の個体が注目され、彼らが『野生からのアンバサダー』として野生のことや自然の大切さを伝えられるのなら、皆さんからの応援は大歓迎です」

 ニシローランドゴリラは絶滅危惧種に指定されており、国内の動物園で飼育されている個体は現在約20頭にとどまる。キヨマサもあと数年で大人のオスとなり、自分の群れを形成する時期を迎えるとのことだ。

 威厳ある父・シャバーニの前では、さすがの“ゴリラ界のキムタク”もまだまだ息子の顔になるようだ。東山動植物園を訪れる際は、親子の力関係がどう変化しているか観察してみるのも楽しいかもしれない。