問題となった、幼児にケーキを押しつける動画に対し、児童相談所が“子どもの生命に危険が生じる可能性がある”と判断した基準について、家族問題・心理カウンセラーの山脇由貴子氏に話を聞いてみると、
「ケーキを押しつける動画と、ジョッキを口に当てる動画では“注意喚起”にとどまる可能性が高いと考えます。しかし、浴槽に沈める動画は窒息の可能性など命を脅かす行為であり、自宅内で撮影されていたことから、日常的に行われている可能性も考えられるため、一時保護の判断になったのではないでしょうか」
継続性や悪質性が認められた場合
一時保護は原則2か月と決められているが、
「2か月というのは基本的に家庭環境などを調べる調査期間とされ、延長される場合もあります。一時保護の期間中に、家宅調査が行われます。今回の場合は、動画を撮った際に、その場にいた人物への聞き取りも行われるでしょう。
そのほか、虐待を受けた児童自身の意向も確認されると考えられます。今回のような幼い子であれば両親を恋しがる可能性も高いでしょう」(山脇氏、以下同)
どのような過程を踏まえて「家庭復帰」か「保護の継続」が決められるのか。
「家庭復帰のために、まずは保護者への指導が行われます。ただし、虐待の継続性や悪質性が認められる場合、家庭裁判所の判断により、親権喪失、保護継続などの措置が取られます」
真相解明が待たれる中、幼児の安全が守られることを願うばかりだ。
やまわき・ゆきこ 家族問題・心理カウンセラー。東京都内の児童相談所で19年勤務した経験がある。いじめや育児にまつわる著書を多数執筆しているほか、メディア出演や講演活動など幅広く活躍中

















