ワースト1位は「昭和のノリ」

 そして今回「実際にいたら嫌なドラマの先生」ワースト1に選ばれたのは、不良高校のラグビー部が舞台の『スクール☆ウォーズ』('84年・TBS系)、滝沢賢治(山下真司)

'84年放送の『スクール☆ウォーズ』(TBSチャンネルHPより)
'84年放送の『スクール☆ウォーズ』(TBSチャンネルHPより)
【結果一覧】「実際にいたら嫌な」ドラマの先生ランキング

 実話を元にした青春スポ根ドラマの金字塔といわれる同作だが、アンケートでは厳しい意見が散見された。

「昭和のノリにはついていけない」(千葉県・45歳・女性)や「当時だから許された教師像ですが、リアルタイムで見ていたときにも『俺がおまえらを導く』といった傲慢な態度が鼻についた」(東京都・57歳・男性)、「暴力だらけの学校で暴力で片づけるのは勘弁してほしい」(神奈川県・56歳・女性)との厳しい意見も。

 当時から苦手意識を持っていた人々から、票が集まったようだ。

「山下真司さんは、自身の転換期となったこの作品をとても大切に思っているという話を聞いたことがあります。とはいえ『俺はこれからおまえたちを殴る!』というセリフは、現代ではいろいろな意味で響きにくいかもしれません」(山崎さん)

 今や熱血教師そのものが、扱いの難しいキャラクターになりつつあるのかもしれない。

「最近は『金八先生』のように、人間関係やクラスの空気そのものを丁寧に描く学園ドラマが少なくなったように感じます。学級会のシーンだけで1話を使うなんて、現代でもなかなか実験的。だからこそ、多くの視聴者が作品のテーマを自分事として受け止められたのではないでしょうか」(山崎さん)

 不登校、SNSトラブルなど、現代の社会問題とも密接につながる学園ドラマ。当事者が多いテーマだからこそ、ごまかしが利かず、視聴者の目も厳しくなる。令和の鬼塚英吉は、どんな教師像を見せてくれるのだろうか。

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山崎寛代 FM群馬での勤務を経て、TBS系『3時にあいましょう』『スーパーワイド』、テレビ朝日系『スーパーモーニング』などワイドショー・情報番組でリポーターを務める。現在はテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』などに出演中