「考察に寄りすぎ」な作品も

 第3位となったのは、ベストセラー作家・湊かなえ原作の『Nのために』(2014年/TBS系)。

「ストーリーがよくわからなかった」(宮城県・男性・49歳)とあるが、同作はドラマファンにとっては長く愛され続けている名作の一つでもある。

物語の性質上、全体的に重く暗い雰囲気が漂っていたことは事実。それが敬遠されてしまった理由かもしれません。ただし、心理描写などは素晴らしかった。個人的には、大人になった今、もう一度見返してみたい一作です」(苫さん)

 同率の第3位は、「よかった」で2位に入った『VIVANT』

「話の内容が難しい」(神奈川県・32歳・男性)「堺氏の演技が暑苦しく、ワンパターン化しているように感じる」(大阪府・64歳・男性)などの意見。

 7月からは第2期がスタート。高い視聴率を維持しているものの、SNSでは、《観客の予想を裏切ることが目的となっている》と、辛口意見も少なくない。

7月26日からシーズン2が放送されている『VIVANT』(公式サイトより)
7月26日からシーズン2が放送されている『VIVANT』(公式サイトより)
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「主に第1期では別班の正体に関する謎と、主人公の別人格“F”に対する謎が考察されていました。すでにこの2つの謎が明らかになってしまったことも、第2期不評の要因かも」と苫さん。

 同作では一話ごとに一つ、大きな謎が明らかになる設定が続くが、これが裏目に出ている可能性も。

「番宣で謎解きの部分ばかりあおると、見ている側もそこさえかいつまんで理解できればいい、という気になり、全体はどうでもよくなってしまう。そうなると次第に見る気が失せてきます。第2期は今のところ、考察に寄りすぎの気もしますね」(苫さん)

 今シーズンは、2クール連続での放送となる。長丁場だけに、ここからどんな展開を見せるのか注目したい。