2026年6月23日、中日ドラゴンズ応援団による声明(公式インスタグラムより)
2026年6月23日、中日ドラゴンズ応援団による声明(公式インスタグラムより)
【写真】落差がすごい、勝利確信でめっちゃ笑顔→大逆転負け後の井上監督

 セ・パ交流戦を終えた6月14日、借金19を抱えたことで誰もが“休養”すると思われた井上監督だが、朝田憲祐球団本部長は「まだ(井上監督は)諦めていません」と涙ながらに続投を宣言。引き続き後半戦のサポートを明言した。

「かつてシーズン途中で“休養”した中日監督は、2006年に成績不信で事実上の解任となった谷繁元信(55)をはじめ数名しかいません。途中で監督を替えることは多大な労力とお金が必要。よってフロントとしては、なるたけ契約満了をもって次の監督に繋げたいのは当然のこと。

 ましてや同じ最下位でも球場ガラガラの広島とは違って、黙っていてもナゴヤドームは連日の満員。経営面でもこんな“コスパ”が良い球団はありませんよ。フロントからすれば、下手にいじるよりも“このままでOK”なのでしょう」(前出・スポーツライター、以下同)

 仮に阪神タイガースや読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークスなど毎シーズンのように優勝争いをするチームでは、自ずと個人タイトルに絡む選手も多くなり、当然、チーム全体の総年俸は高騰し続ける。

“ローコスト・ハイリターン”経営

 片やBクラスのチームであれば契約更改も渋くなり、選手の年俸は抑えられる。2026年シーズンにおける12球団のチーム総年俸は、ソフトバンクが1位で約80億円。2位が巨人で約60億円、3位が阪神の約53億円で上位を占めている。片や中日はというと約32億円で、12位の広島東洋カープとは僅差の11位。

 1位とは半分以下のチーム総年俸にも関わらず、冒頭の入場者数はソフトバンク、巨人に次いで3位。“ローコスト・ハイリターン”を実現する、フロントからするとコストパフォーマンスが高く優良経営ができているわけだ。こうなるとーー、

一般企業なら、わざわざ上手くいっている人事を変更とはならないでしょう。となると中日でも、井上監督の続投が現実味を帯びてきます。3年契約を交わしているなら来シーズンの続投は言うまでもなく、2年契約なら今シーズンで退陣ですが、どうやら本人は折れることなくAクラス入り、すでに来季も見据えているようにも見えます。

 溜まったものではないのが、中日ではいつまでもお金を稼げない選手と、最下位の現状をよしとしない、優勝を夢見て足を運び続けるファン。落合さんは“試合に勝つことが最大のファンサービス”として常勝軍団を築き、ファンを喜ばせて、選手にも稼がせてきました。しかしながらフロントは、それを第一とはしていないようにも見えますが、来シーズンはどうなることやら」

 ファンはチームの勝利を臨んでドームを訪れているのは確かだろう。