ジャニーズ事務所の人というよりも“SMAPの人”

「IさんはSMAPが売れてからは、その人気をいかに持続するかを意識していました。SMAPのイメージが悪くなるようなことは絶対に許さないというスタンスですね。それが人気タレントランキングにも影響して、Iさんの指示で“操作”しないと“お叱り”を受けました。

 同じジャニーズタレントでもSMAPのメンバーより上だったりすると怒るんです。IさんはSMAPのことしか頭にありませんでした。Iさんはジャニーズ事務所の人というよりも“SMAPの人”といったほうがシックリきます。とにかくSMAPに対する愛情はすさまじかったですよ」(アイドル誌ライター)

 それはもちろん、メンバーにも伝わっていた。

「彼らも、自分たちがジャニーズ事務所だからという意識よりも、Iさんというマネジャーがいてくれる安心感と信頼があったと思います」(前出・アイドル誌ライター)

 20年以上前、Iマネジャーは、その胸中を近しい人にこう明かしていた。

「彼らが30歳近くなって、自分の生きる道というか、芸能界でこういうのをやっていきたいと初めて悟ったとき、それをやっていくと同時に、グループでも集まって、永遠にSMAPでいてほしいなというのが、ファンの気持ちであり、私の気持ちです」