近隣住民が語る“ごく普通の母親”の姿
一家は容疑者と夫、長女、次女の4人暮らし。犯行時、夫は外出中だったという。関係者によると、間取りは2LDKで家賃は9万円程度と周辺相場よりも賃料がやや高めの物件だ。
同じアパートの住人は、「お付き合いのない一家なので内情はわかりません」と言葉少な。
近所の女性が振り返る。
「逮捕されたお母さんを何度か見かけたことがあるんです。3歳ぐらいの子を連れて散歩していたり、アパートから出てきたり。いずれも思い詰めたような様子は感じませんでしたし、子どもに対する言葉遣いも乱暴ではありません。ごく普通のお母さんでしたよ」
次女の容体が気がかりという前出の20代男性は、
「助かってほしいです。事件前の夜10時から10時半ごろ、あのアパートの前を通ったことが何度かあって、容疑者宅から幼い子どもの泣き声が聞こえてきたんです。虐待をうかがわせる緊急性の高い声ではありませんでした。大人があやす声までは聞こえてきませんでしたが、よくある子どもの泣き声だったんです」
近所の住民らによると、事件当日の容疑者宅はベランダに洗濯物を干したままで、子どもが好きそうな人気キャラクターものの衣服が交じっていた。洗濯物は翌朝までに取り込まれ、シャッターが閉めっぱなしになったという。
次女の容体や事情などを家族に尋ねようと、容疑者宅を何度か訪ねたが、一度も応答はなかった。
落下させたり、浴槽で溺れさせたわけではない。わが胸に無理やり強く抱き締めて圧迫する、という聞いたことのない手口。育児経験はあったはずだし、孤立無援でもなかった。なぜ一線を越えたのか─。

















