医師や病院とは相性もある。更年期症状・障害の治療は数年に及ぶこともあるため、診察を受けた病院が自分に合わないと感じたら、気持ちを切り替えて別の病院を探してみよう。

新常識5 パートナードクターを見つける

自分に合う婦人科は更年期以降の健康も支える存在に

 自分に合う医師や病院を見つけておくことは、とても大切だ。「女性の心身はエストロゲンによって守られていますから、その恩恵が受けられなくなる更年期以降は、それまで縁遠かった病気にもかかりやすくなります。

 人生100年時代を迎え、更年期以降の健康維持はますます重要になります。女性の心身を総合的に診てくれる婦人科を“パートナードクター”として持っておくと、安心につながるでしょう」

 婦人科は、更年期の症状を相談するだけの場所ではない。自分の健康を長く見守ってくれる存在があると、病気の早期発見につながるだけでなく、必要に応じて専門的な医療機関を紹介してもらうこともできる。

受診前に用意しておきたいもの イラスト/岡本典子
受診前に用意しておきたいもの イラスト/岡本典子
【写真】約1.9億円! 更年期症状による国の経済的損失が凄すぎる

受診前に用意しておきたいもの

更年期の不調の現れ方は人それぞれで、今抱えている症状のつらさをどう伝えればいいかわからない人もいるだろう。下記の4つを記録して初診時に持参すれば、予診票に記入する際にスムーズだ。自分の症状について医師に伝えやすくなる。

基礎体温表の記録

 基礎体温(起床時に、ベッドに寝たまま測定する体温)を1か月程度測り、そのグラフを持参しよう。スマートフォンアプリに記録して持参するのもいい。

月経周期の記録

 月経周期や持続期間、最終月経の開始日を記録しよう。月経周期を確認することで、月経不順(だらだら続く、月経周期が短いなど)を把握しやすくなる。

病気の記録

 自分がこれまでにかかったことのある病気や、現在服用している薬を書き出そう。両親の年齢や病歴も治療の参考になるので、把握しておこう。