現れている症状の記録

 今つらいと感じている症状がいつから始まり、その症状がどのように現れているかを箇条書きにする。1つに絞らず、気になる症状はすべて書き出してみて。

新常識6 多面的な診察 「更年期外来」という選択肢が広がる

「医療機関で治療しながら乗り越える」という意識が高まっている。現在は、従来の産婦人科だけでなく、内科や精神科と連携した「更年期外来」を設ける医療機関も増え、相談先の選択肢が広がっている。

1 予診票の記入

 予診票に記入する内容は医師が患者の情報として最初に知っておきたいこと。緊張してうまく話せないときも、予診票の質問に答えていくことで、今抱えている症状を伝えやすくなる。

2 問診・検診

 予診票の内容をもとに医師が体調について質問し、必要に応じて内診や血液検査などを行う。更年期の基礎知識を理解した上で医師と話せると、より的確な対処につながる可能性も。

3 生活習慣改善の提案 

 更年期の不調で、食事習慣や運動習慣が乱れることは珍しくない。「わかってはいてもできない……といった人は多いのですが、不調を改善するための一歩を提案しています」

4 薬物治療・経過観察

「患者さんの考えをよく聞いた上で、治療法を見極めながら提案していきます。はじめのうちは1か月置き程度に通院。経過を観察し“症状が軽くなった”と実感することが重要です」

新常識7 ホルモン補充療法(HRT) 

ホルモン補充療法(HRT)で女性ホルモンを補う

 ホルモン補充療法(HRT)は、減少するエストロゲンを補う治療法で、主に飲み薬、貼り薬、塗り薬がある。ただし、更年期前のホルモン値に戻す治療ではなく、エストロゲンの減少によって起こる不調を和らげるために、必要最小限のエストロゲンを補う。