しかしながら、各報道では槙野監督への処分ばかりが伝えられるが、JFAは同時に“審判員への処分”についても補足している。今回のように試合中の一つ一つのプレー判定に処分を課すことはないものの、
「審判員は何もないのかということをご質問いただくが、(J1〜J3では)審判員には毎試合“アセッサー”と呼ばれる評価者がおります。評価の積み重ねがあり、ジャッジができないようなことが続けば、シーズン中やシーズン後に違うカテゴリー、下のカテゴリーに行ってもらう等々がある。その点はご承知いただければ」
誤審や不正確なジャッジが続くようであれば、審判員にも“降格制度”があることを明かした。カテゴリーが下がった場合は当然、報酬も減額される。
“降格”なら報酬はおよそ半額に
現在J1の主審を務めた場合、主審は1試合につき15万円、副審は8万円、第4の審判員は3万円、そしてVAR(ビデオアシスタントレフェリー)には6万円が支払われる。J2になると主審が7万円、副審は4万円、第4審判員は1万7000円とおよそ半額に。
仮に今回、誤審をした審判員がJ3に降格した場合、主審は5万円、副審は3万円、第4審判員は1万5000円とさらに減額。Jリーグの試合は通常、1週間に1試合であることから、月額は推して知るべし。審判員にとって“降格”は重い処分なのは明らかだ。
さらにJFA以外からも“罰”を受けることにもなる。サッカーだけに限らず、スポーツの試合での誤審はネット上で瞬く間に拡散され、批判や誹謗中傷の的にもなり得る。実際、藤枝戦後の槙野監督の発言が大きく取り上げられたことで、ネットでは審判員への個人攻撃も起きている。
もちろん審判員も人間であり、時に間違うこともある。槙野監督が言うように「レベル向上」も必要なのは当然だが、J2では「VAR」が取り入れられていない現状もJFAは一考すべきだろう。


















