さらに、今から植えつけても間に合う野菜10種を、深町さんがピックアップ。

【エダマメ】

(種まき:4月中旬〜6月中旬/収獲まで:60日)

「大豆を未熟なうちに収穫したものがエダマメ。タンパク質やビタミンを豊富に含みます。日当たりのよい場所にプランターを置き、虫や鳥の被害防止に防虫ネットをかけます」

【ピーマン】

(植えつけ:4月中旬〜6月中旬/収獲まで:60日)

「暑さに強く、節ごとに花が咲くため、たくさんの実を収穫できます。ただし日照不足だと花が落ちやすくなるので、日当たりには気を配りましょう」(深町さん)

【オクラ】

(種まき:4月下旬〜6月中旬/収獲まで:70日)

「栄養価の高い果菜類としての魅力に加え、美しい黄色い花も楽しめます。成長が早く、実がすぐ固くなってしまうので、収穫時期は逃さないようにしましょう」(深町さん)

【サツマイモ】

(植えつけ:5月中旬〜6月中旬/収獲まで:150日)

「一般的には茎苗を、深い容器に植えれば簡単に育てられます。収穫は、イモ掘り気分で子どもにも好評。とれたイモは、1週間ほど置いたほうが甘みが増します」(深町さん)

【インゲンマメ】

(種まき:4月中旬〜6月中旬/収獲まで:50日)

「つるなし・つるありの品種がありますが、プランターではつるなしが、草丈が低く抑えられ◎。さやは10〜15cmで収穫しましょう。若いうちに収穫すると、柔らかくて美味です」(深町さん)

【小松菜】

(種まき:周年栽培可能/収獲まで:40〜50日)

「春から夏は虫に食べられやすいので、種まき後すぐに防虫ネットをかけましょう。種を密植してまくと、約30日後からベビーリーフとして収穫できます。サラダの1品にピッタリ」(深町さん)

【空芯菜】

(種まき:5月上旬〜7月下旬/収獲まで:30日)

「種皮が固いので、ひと晩水につけてからまくと、発芽しやすくなります。草丈が30cm以上になったら、先端から15cm程度を収穫。株元に葉を残すと新しい葉が伸び、秋まで楽しめます」(深町さん)

【ナス】

(植えつけ:5月上旬〜7月下旬/収獲まで:80日)

「煮てよし、焼いてよし、揚げてよしのナス。丸い形をしたものや、果皮が薄いものなど、種類が豊富です。日当たりのよい場所で、乾燥しないように水やりをしてください」(深町さん)

【シソ】

(植えつけ:5月上旬〜6月中旬/収獲まで:40日)

「葉に加えて、秋には穂ジソも収穫できるので、薬味や料理の香りづけに使いでがあり、お得感は十分。先端の葉を収穫してわき芽を増やすことで、収穫量を増やせます」(深町さん)

【小玉スイカ】

(植えつけ:5月上旬〜6月上旬/収獲まで:50日)

「日本の夏を代表する果物(厳密には野菜)であるスイカは、ベランダ菜園では小玉スイカが一般的です。長い日照時間が必要ですが、その甘みに感動しますよ!」(深町さん)