最近どっぷり台湾にハマっているという作家の岩井志麻子先生。台湾でNo.1の日本人占い師・龍羽ワタナベ先生とともに台湾を巡る「作家・岩井志麻子と行く台北ツアー」を3月に企画しており、ディープな旅になることは間違いなし! 台湾に行ったら体験したい占い、グルメ、パワースポット……など、台湾の魅力について、仲良しの二人が語り合いました。
岩井志麻子×龍羽ワタナベ特別対談

岩井:本当に今、台湾が好きで好きで、ついにツアーまで企画してしまいました。食べ物はおいしいし、マッサージは気持ちいいし、占い店やパワースポットもいっぱいあるし、毎回行くのが楽しみです。

龍羽:台湾を気に入ってくださってうれしいです。とくにご贔屓の場所はどこですか?

岩井:夜市に私のトレードマークであるヒョウ柄のグッズがたくさん置いてあるお店があって、センスもいいんです。しかも店員が超イケメン! 奥様と一緒に経営されているので、ちょっかいは出せませんでしたが(笑)、また立ち寄る予定です。夜市では男性器の形をしたパイナップルケーキも見つけましたよ。あそこは面白い場所ですね。

龍羽:おいしいお店もありますし、台湾に来たら一度は訪れて欲しい場所ですね。夜市ではないのですが、好きな布でドレスが作れる布市場もあるんですよ。今度、ご案内するので、ヒョウ柄のチャイナドレスを作ってはどうでしょうか? じつは、私の新しい占い本『宇宙とつながる「陰陽五行」昇運法則』(11月25日発売)が出るのですが、岩井先生の五行も占ってみました。すると、ヒョウ柄って岩井先生とっても合っていることがわかったんです。

岩井:私の五行は何なのですか?

龍羽:生年月日と身体の特徴で占うのですが、「木・火・土・金・水」のうち、岩井先生が持っているのが「木」。持っていないのが「火」なんです。五行では足りないものを補ってバランスをとるので、岩井先生に必要なのは「火」の要素。火って熱いし、派手ですよね。だから派手なヒョウ柄を身に着けているのは、とてもよいことなんです。ヒョウ柄の中でも、「火」の色であるオレンジやピンクが入ったものを身につけると最強です。

岩井:なるほど! じゃあ台湾も暖かい国なので、旅行先としてぴったりなんですね。

龍羽:そうなんです。台湾に行くことで運気をアップされているはずです。運の強い人というのは、自分が足りない五行を知らなくても、それを自然と補っていてバランスを取っているんですよ。岩井先生のヒョウ柄&台湾好きは、まさに足りないものを取り入れているんです。

岩井:へ~、足りないものを補うって面白い考え方ですね。じつは先日、台湾の十分(シーフェン)に行きましたが、ここでは天燈に願い事を書いて、それを空に飛ばすんです。みんなの願い事を見ていると、健康、お金、結婚、家族、仕事に関することで、これはどの国の人も同じ。人間の欲望って意外とシンプルなんだなと思いました。

龍羽:占いに来る方の相談内容もみんなそうですね。十分では観光客が天燈を上げられるのが名物ですが、本来は旧暦の1月15日(元宵節)の夜に天燈を上げるのが習わしです。とても美しいので、この時に訪れるのもおすすめですよ。

岩井:台湾の伝統行事も魅力的ですね。台湾にはたくさんお寺がりますが、なかでも私、道教にとても興味を持っています。赤や黄色の派手な廟が目を引き、いろんな神様がいるんですよね。昔、宇能鴻一郎さんの『甘美な牢獄』という官能小説を読んだことがあるのですが、道教の寺院の洞窟で飼われて暮らす男の話でして…。とっても怖かったので印象的だったんです。

龍羽:道教は、仏教、儒教、陰陽五行、占い、漢方などいろんな要素が含まれている宗教で、岩井先生に道教は似合っているように思います。じつは道教では、裏の廟というものも知られています。夜になると、その願いがかなうと犯罪になってしまうような内容をお願いする人が集まってくるんです。

岩井:よくないお願い事をするんですね。呪ったりとか…。

龍羽:そうです。でも呪いは数倍になって自分に返ってきますから、絶対やめたほうがいいですけどね。まあ、多くの人は健全な願いごとをするために、「拝拝(バイバイ)」(参拝すること)しているので、ご安心ください。道教の総本山「木柵指南宮」という場所があるので、今度一緒に行きましょう!また、運が悪いことが続くと「行天宮」へ行く人も多いです。ここでは、青い服を着た女性が、線香の煙をかけて魂を戻してくれ、邪気を祓ってくれます。

岩井:占いや宗教って台湾の人の生活にとても密着しているんですね。「行天宮」には占い横丁もあって、行ったことがあります。

龍羽:台湾にはたくさんの占いスポットがあるので、“占いは心のマッサージ”と思って気軽に楽しんでいただくのもいいと思います。

岩井:3月の台湾ツアーでは、私と龍羽先生のトークショーや、パワースポットの宜蘭・五旗峰滝めぐりもあるので、みんなでディープな旅をしましょう!

<プロフィール>
岩井志麻子(いわい・しまこ)
1964年 岡山県生まれ。高校在学中の1982年、第3回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入選。少女小説家を経て、1999年『ぼっけえ、きょうてえ』が選考委員の絶賛を受けて、日本ホラー小説大賞を受賞。2000年には同作で第13回山本周五郎賞を受賞。 2002年に『trai cay (チャイ・コイ)』で第2回 婦人公論文芸賞受賞。半生を赤裸々に語るトークや「エロくて変なオバチャン」を自称する強烈なキャラクターが注目を集めている。

龍羽ワタナベ(りゅうは・わたなべ)
台湾在住の実業家兼占い師。横浜出身。中国への留学を経て、1997年より台湾で起業。現在は台湾で日本人初の占いサロン「龍の羽」や、飲食店経営、フリーペーパーの出版、台湾進出企業のコンサルタント業なども行っている。その手腕は元台湾総統から、台湾政財界の重鎮、日系企業の台湾支社長、プロ野球選手、芸能人まで広く支持されている。新刊「宇宙とつながる『陰陽五行』昇運法則」(主婦と生活社)が好評発売中。

※「宇宙とつながる『陰陽五行』昇運法則」の発売を記念して、龍羽ワタナベさんのトーク&サイン会が開催されます。
●日時:2016年11月25日(金) 19:00~(開場18:30)
●場所:大盛堂書店3Fイベントスペース
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町22-1
問い合わせ:03-5784-4900
詳細は http://taiseido.co.jp/event20161125.html

※作家・岩井志麻子と行く台北ツアー「オバハンだって楽しみたい♪」
グルメでディープで開運じゃ!台北2泊3日
◆旅行期日:2017年3月17日(金)~19日(日)
◆旅行代金:129,000円(大人お1人様:ツイン利用の場合)
◆添乗員同行、最少催行人員:25名、募集人員:35名
◆利用ホテル: シーザーパークホテルタイペイ
◆利用航空会社:エバー航空
◆申込方法:「セブン旅ネット」を検索