近藤真彦

 '11年の東日本大震災を受けて発足した、支援プロジェクト『MarchingJ』(以下MJ)。翌年には復興支援のシンボルとして仙台市が掲げたパンダ招致に賛同し、正式に支援を申し出たのだが、

「各方面からの反対、抗議が殺到。さらに中国との関係も悪化して事案は凍結したまま。平成28年度のパンダに関する予算計上も見送られています。MJは現在、中国をはじめとした海外からの留学生の支援活動をしているようです」(芸能レポーター)

 それでも彼らはパンダをあきらめてはいなかった。昨年2月、堂本光一は舞台に留学生を招待し、支援の話に触れては「パンダが来るまで」と発言。ファンを仰天させた。

「MJ理事に名を連ねるマッチと黒柳徹子、そして彼を息子のように可愛がるメリー喜多川副社長も一緒にAWを訪れているといいます。パンダ招致のための下見と準備も兼ねていたのかもしれません」(ローカル局スタッフ)

 そんなパンダへの思いも込めて、白熊をオープンさせたのかもしれない。

 マッチも同店に足を運んでいるというので、店員に話を聞くと、

「(マッチに関して)ちょっとこちらからはお伝えすることはできないです。(オープンしてから)お客さんは多いですね。昨年末に始まって、地元にも定着してきた感じはあります。(マッチ目当ての客も?)そのへんはまあまあ、答えられないです(苦笑)

 経営者についても「わかりません」と、なぜかマッチの話題には頑なに口を閉ざした。

 同店を運営するのは、マッチや奥さんらが取締役として名前を連ねる、これまでレース事業などを手がけてきた個人会社。れっきとしたオーナーなのだから、名前を出してもっと宣伝すればいいと思うのだが……。ちなみに仙台市のパンダ招致はどうなったかというと、

中国との関係などもあり話が進んでいる状況ではないですが、なくなったわけではありません。(今後も招致を目指していくのかは)そうなります。(MJ財団とは)年に何回か話し合い、情報交換は継続して行っています」(仙台市役所建設局総務課)

 さりげなく『白熊』をオープンさせていたマッチ。パンダ問題では“ケジメのないあなた”と言われないようにしたい。