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ー プラス一品で栄養素を補う ー 「栄養学」的おすすめ3品
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ー プラス一品に最適な副菜

 

 コンビニ弁当は、自炊が面倒なときや忙しいときなどに便利。しかし、「毎日食べると身体によくないのでは?」と感じる人もいるかも。

プラス一品で栄養素を補う

自炊のほうがコンビニ食より身体によいというわけではありません。どちらも偏った食事をしていたら健康を害します。大切なのは、栄養のバランスなのです。

 がんばって自炊をしていても、自分や家族が好きなものばかりが食卓に並んでいては栄養が偏ります。お弁当や惣菜も同じ。不足している栄養に気づき、その食材、食品を加えることが何より大事です

 そう説明するのは、慈恵会医科大学病院栄養部の赤石先生。コンビニ弁当は塩分が多く、野菜が足りない内容になっている。同病院栄養部長の濱先生が説明を続ける。

「お弁当一品では1日に必要な栄養を摂取することはできません。これが続いたら、糖質や脂質が過剰になり、生活習慣病のリスクが高まります。お弁当に、ビタミンやミネラル、食物繊維を補える副菜をプラスしてください。難しい場合は、朝食や夕食で栄養バランスを整えます」

 初めは、栄養バランスのよい組み合わせの食品を選ぶのは少しハードルが高いかもしれない。しかし、難しく考える必要はないという。

「野菜が足りないと思ったら野菜ジュースを追加するだけでもよいのです」(赤石先生)

 おすすめコンビニ食品を医師2人に選んでもらった。バランスのとれた食生活の参考にしてほしい。

「栄養学」的おすすめ3品

焼き鳥丼

 タンパク質量満点

焼き鳥丼
焼き鳥丼

 鶏肉のもも、むね、そぼろの3種にいり卵を加えた高タンパクなのに低カロリーなヘルシーメニュー。タンパク質は女性のほぼ1日分の摂取量、エネルギーは1食分をカバーできる優秀な丼もの。野菜がねぎだけなので、サラダなど副菜をプラスしたい。

食材内容
白飯 鶏もも肉 鶏むね肉 卵ねぎなど

栄養成分
カロリー643kcal タンパク質42.3g 脂質14.8g 炭水化物87.0g(糖質83.5g 食物繊維3.5g)食塩相当量3.6g