人気アイドルの名前を利用した、“詐欺”営業……。その悪質な実態に、衝撃が走っている。
12月23日、自社のホームページに「当社グループ営業販売会社による不適切な営業活動についてのお詫び」として謝罪文を掲載したのは、『プレミアムウォーター株式会社』。日本全国の採水地から厳選した天然水を、自宅へ定期的に届けるウォーターサーバーなどのサービスを展開する企業だ。
「ももクロとコラボ」虚偽情報で悪質営業
「同社のグループ営業販売会社が、さいたまスーパーアリーナで12月12日から25日にかけて開催されている『たまアリ△タウンクリスマスマーケット2025』に出展した際、人気グループ『ももいろクローバーZ』とコラボレーションを実施しているという虚偽の事実を騙って営業を行なっていたといいます。ファンの心理を悪用した商法に、世間からは批判の声が殺到しています」（全国紙社会部記者）
『ももいろクローバーZ』は12月20日・21日、さいたまスーパーアリーナでコンサート『Momoiro Christmas 2025 ODYSSEY』を開催。プレミアムウォーター社の謝罪文には、《週末ヒロインももいろクローバーZのコンサートにお越しのお客様、株式会社スターダストプロモーション様をはじめとする関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご不快な思いをおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます》と綴られている。
同社は続けて、《当社といたしましては、お客様に誤認を与えるような営業トークを容認しておらず、今回の事態を極めて重く受け止めております。本件に関わらず、当該営業販売会社に対しては直ちに厳重な注意を行うとともに、改めてグループ全体でのコンプライアンス教育および指導を徹底してまいります》との声明を発表。
“誤認を与えるような営業トーク”によって契約してしまった消費者については、《12月12日～21日に同ブースでの契約者に対しては、当社より個別にご連絡をさせていただき、状況のご説明を行うとともに、返金および契約解除をご希望される場合には、誠意をもって対応させていただきます。》としている。
